2009年06月25日
作文・応募作品「一粒の薬」 井入勇人(京都府・14歳)
僕は薬について、基本的にはとても役立つものだと思います。
それは、まだ大人に比べるとほんの少ししか生きていないし、大きな病気にもなっていないけれど、僕は心から薬は大切だと思っています。
それには多くの理由があります。
まず一つ目は、僕の実体験にあります。
それは冬場、インフルエンザにかかり、頭痛と高熱で歩けないくらいしんどかったときの出来事です。
常にしんどくて、どうしようもない僕を助けてくれたのが1粒の薬です。
母に聞くとそれは、「解熱剤」でした。
その時は薬のことをあまりよく知らず、ただそれを飲んで寝ただけでした。
しかし、次の日にはうそのようにしんどさが消え、食事も普通にできるようになって、回復していました。
他にも、普通の頭痛や腹痛で病院に行くときでも、病院の先生はくれる薬について熱心に説明してくださり、すこし薬のことを知ることができて、もし体調を崩しても薬があれば大丈夫だなと思いました。
二つ目はテレビや新聞などメディアから感じられた薬のイメージです。
テレビや新聞を見ると、アフリカの国々など、さまざまなところで体調の悪化や栄養失調で子供たちがなくなるという悲しい情報を目にします。
そんな中、たった百円でその病気の子供たちを助けることができることを知り、どうやって治すのかなと思うと、それもやはり薬でした。
僕たちの住んでいる日本では生活しているすべての人が何気なく使っている薬の一粒で一人の命が救えるとわかると、すぐにでも寄付したいと思います。
目の前にふつうに置かれている薬の、大きな大きな役割に、とても驚き、一つの粒から世界が広がっていくと思うと、薬って深いなと心から思いました。
ですが、そんな薬もすべてが良いとは言い切れないと思います。
まず、副作用についてです。薬を飲むときには細心の注意が必要だと知りました。薬をなにで飲むのか、それはいつ飲むべきなのか、はたして、本当にこの薬であっているのかということです。
昔は、「なんだ、それだけか」と思っていたけれど、一つの間違いは、病気や体調を悪化させたり、最悪、人が死んでしまったりなど、とても恐ろしいものに変化することを知りました。
そして、種類が多すぎるということです。
市販の薬など、僕たち子供にはわからない薬も存在していて、「本当に薬なのか?」「これって効くのか?」と感じ、直接、病院の先生や薬剤師の人たちに聞かないといけない薬も多々あります。
ドラッグストアやスーパーで売られている薬にも、もっと詳しい説明や、それを説明してくれる人が欲しいと思いました。
僕は、身近には、直接病院の先生からもらう薬と市販で売っている薬の二種類あると考えます。
それは、自分が医者でないと、違う点も、注意しないといけない点も完全にはわかりません。
しかし、病気になってしまったらとしたら、薬は必要不可欠です。
僕が、家族が、友達がもしそうなってしまったとしたら、僕は一体、どうすることができるのだろうか。
もちろん僕は医者でもなければ薬の知識もないから必死に応援するくらいしかできないと思います。
でもそんなに薬に対して僕たちは細かいところまで求めなくてもいいと思います。
僕は薬を信用しているし、たとえ今すぐ薬が効かなくても、そのうち、絶対に効果があらわれ、治る時が来る。誰もがそう思っているからこそ、薬に対して、深い関心や知識も、強い興味も、みんながみんな求め調べようとは思わないのだと思います。
身近にある薬。
たった一粒の薬。
最近では薬事法も改正されて、インターネット上での薬の売買が禁止されたりと、薬に対して様々な変化が起こっています。
ですが、不治の病といわれる病気やガンを完全に治す薬はありません。
早く、一人の命でも助けられる薬が作られればいいのに…
そう思っているだけではいけないと思います。
いつか、どんな病気でも治すことが可能な「無敵の薬」が出来上がるその日まで、今ある薬を最大限に活用し、今、困っている人々が一人でも上手に、薬を使っているように。
一粒の薬を追い求めて!

