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「患者さんにとって、人生のサポートをする1人であり、寄り添えるような立場となることを目指します」


医療法人湘育会
おおえ内科クリニック
 
おおえ・たけと
院長 大江 剛人 先生
 
【経歴】
1991年、帝京大学医学部卒業。同大学附属病院にて内科全般、救急救命医療、麻酔科に携わる。愛友会上尾中央総合病院同病院内科医長、愛友会金沢文庫病院勤務などを経て、2005年11月におおえ内科クリニックを開院。
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すべてのベースとなる内科に目を向ける

「学生の時は外科のダイナミックさにも憧れました。ただ、医学の基本は内科にあると言われます。国家試験を通るまではずっと基本は卓上での勉強でした。それをやる中で、すべてのベースとなる内科に興味を抱くようになったのです」と語るおおえ内科クリニックの大江剛人院長。消化器内科を選んだのは、ダイナミックな分野に携わりたいという思いが残っていたからであり、内視鏡を操って病変を調べ、時に切除まで行う点などに、外科と近い印象を抱いたという。
 
 現在開業しているのは、父親が開業医であったことが大きいと大江院長は振り返る。「最初から漠然と開業し、地域医療に力を入れようと考えていました」。そこから、もともと気に入っていた地域である神奈川県茅ヶ崎市にクリニックを構えることになった。
 

地域住民と信頼関係を築き予防医学に力を入れる

現在では、大きなテーマとして予防医学を掲げている。「若いころは大切だけど地味という印象を受けていました」と語る分野だったが、経験を重ねるうち、次第と関心が向かっていったという。大きなきっかけとなったのは、大学病院や総合病院での経験だ。急性期を担うだけに、病気を発症してから運ばれてくるケースが多く、中には若くして倒れた患者も含まれていた。「そうした方は、健康診断で異常があっても自覚症状がないために放置していたケースが多かったのです。異常を指摘された際に渋々でも治療していれば倒れることはなかったでしょう」
 
 そうした経験を踏まえ、「倒れる前に治療すること」を第一に、重篤な疾患を防ぐための治療や、内視鏡による早期発見に力を入れ続けてきたという大江院長。現在では今まで継続して診ている患者が年齢を重ねてきたことから、訪問診療も手掛けるようになっている。「本人にしっかり説明し、納得して治療を受けて頂くことが大切です。信頼関係を築ければ、症状がない場合であっても、重篤な疾患を防ぐための薬を飲んで頂けるでしょう」と、信頼関係を大切にしつつ、これからも地域への貢献を志していく。

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