高度な技術に基づく負担の少ない手術で
早期の社会復帰を


西の京病院 脊椎センター
 
整形外科専門医・脊椎センター長
向井 克容

1992年、大阪大学卒業。日本整形外科学会認定整形外科専門医ほか。医師同士の評価によって選ばれる「The Best Doctors in Japan 2018-2019」に選出。
 
 

腰の神経の圧迫が痛みやしびれの原因に?

 足腰の痛みの原因は色々あるが、腰を伸ばすのがつらい、足にしびれやだるさ、痛みがあり、歩き続けるのがつらくてすぐ立ち止まってしまう、こんな症状がある場合は、腰椎椎間板ヘルニアや腰部脊柱管狭窄症、腰椎すべり症などの腰の病気かもしれない。
 
 腰部脊柱管狭窄症とは老化に伴い、腰骨の中の神経の通り道(脊柱管)が狭くなり、神経が圧迫されることで足の痛みやしびれ、歩行障害を引き起こす病気。座っているときはあまり症状がなく、歩くと臀部から足にかけて痛み・しびれが出て歩けなくなり、腰をかがめて休憩すると症状がましになるのが特徴だ。
 
 腰部脊柱管狭窄症腰骨にズレが生じる腰椎すべり症に伴って脊柱管狭窄が生じることもある。いずれも高齢者に多い腰の病気だ。一方、椎間板ヘルニアは比較的若い年齢での発症が多い。
 

適切な治療で症状改善

 鎮痛剤や神経ブロックなどの薬物治療で症状が改善する場合があり、まずは手術以外の治療をしっかり行うことが基本だ。ただ、薬で神経の圧迫が取れるわけではない。症状が強くなると薬での対処が困難になり、手術で神経の圧迫を取り除くことも必要になる。手術にはさまざまな方法があるが、腰椎椎間板ヘルニアや、骨の変形がひどくない脊柱管狭窄症に対しては、内視鏡で神経の圧迫を取り除く。2㌢ほどの小さい切開で手術が可能だ。
 
 腰椎病変すべてに対して内視鏡で対応できるわけではない。腰骨のぐらつきや変形が強い場合には金属機器での固定手術が必要になる。  三次元画像でシミュレーションを行い、詳細に術前計画を立てた後、術野の展開が少ない低侵襲な方法でスクリュー刺入を行う。できるだけ小さな傷で負担が少ない治療を行うので、基本的に手術翌日から歩く練習を始められる。さらには、リハビリテーションセンターは総勢30名以上のスタッフを擁し、全力で術後のサポートを行っている。

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