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より多くのがん患者に希望を与えるため、
免疫療法のさらなる発展に力を尽くす

【医療法人社団東京MIT・東京MITクリニック
宇野 克明先生】


医療法人社団東京MIT・東京MITクリニック

理事長・院長
うの・かつあき
宇野 克明 先生
 
【経歴】
医学博士。1986年、東京女子医科大学第二外科で外科・救急外科を研修。89年、杏林大学医学部第一外科・免疫班、96年、医療法人財団コンフォート理事長を務める傍ら、東海大学医学部付属病院外科・胃免疫班ならびに東海大学医学部基礎系生体構造機能学教室に在籍。99年、日本初のがん免疫検査システム「リスクチェッカー」を開発。2012年、東京MITクリニック開設、現理事長。2016年、紺綬褒章授章、現在に至る。

東京MIT_宇野
 

 
 

さまざまな協力を得てがん治療に携わる

 「最初はエアライン・パイロットに憧れたんです。ただ身体検査などの基準も厳しく、断念しました」と語る宇野克明理事長。そこで考え直し、高校三年時になって医学の道を志そうと方針を転換。そして「医者になるなら外科医をめざそう」と心に決め外科医局に入局、一般外科・救急医療に携わることになったという。当時も外科が担う医療の中心は、様々ながんに対する手術。しかしどんなに丁寧に手術をしても、患者のおおよそ半数は再発や転移によって亡くなってしまうのが現状だった。「そんな点で、次第に外科医としての失望と無力感を感じるようになっていったのです」
 
 そうした時に巡り会ったのががん免疫療法だ。ちょうど外科医局の先輩が免疫治療の専門研究も手がけていたのが契機となり、手術や抗がん剤、放射線療法といった標準治療ではかなわない症例の改善を目指す治療として外科手術に携わりつつ、専門研究としてのライフワークに腫瘍免疫学を選択したのだった。しかしその後、はからずも先輩が若くして亡くなって途方に暮れていた時、「母校の東海大学外科で免疫を専門に研究していた教授が手を差し伸べてくれたんです」と言う。そこで多くの助言と協力を得ながら免疫治療技術を磨き、自身が日本で初めて開発したがん免疫専門検査「リスクチェッカー」を更に大幅アップデートした宇野理事長。「気づいた時には一万数千を超えるデータも蓄積し、プレシジョンメディシン(精密医療)が提唱され始めた現在、まさにビッグデータとして治療選択に大きく役立っています」と語り、今後さらなるがん免疫治療への発展と貢献がおおいに期待される。