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関連病院で得た知識と経験を生かし
質の高い皮膚病診療を守り続ける

【チヒロ皮膚科医院 安永 千尋先生】


チヒロ皮膚科医院
 
院長
やすなが・ちひろ
安永 千尋 先生
 
【経歴】
大阪市立大学医学部卒業。大阪市立大学附属病院、大阪市立総合医療センター、星ヶ丘厚生年金病院、医誠会病院、池田回生病院を経て現職。日本皮膚科学会認定皮膚科専門医。

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恩師や先輩方の後ろ姿を見て女医としての人生を積み重ねる

 チヒロ皮膚科医院の安永千尋院長が皮膚科医の道を選んだきっかけは、皮膚科医局の穏やかな雰囲気だったという。「当時は右も左もわからないすっとぼけた学生でした。実習先で先輩医師たちが慌ただしく激務をこなしているのを見て、ついていけるか心配でした。皮膚科の実習に行った時、ここならなんとかなりそうだと思い入局を志願しました」。安永院長は「医師として一生働き続けたい」という思いを持ちながら、研修医から4年を経て結婚、そして双子を出産する。それからも無我夢中で働き、どのように育児を行ってきたか詳しく覚えていない程だという。そうした環境で勤務を続けられたのは、仕事のペースを緩めることに周囲の理解があった点が、とても大きかったと安永院長は振り返る。「女性の先輩方が多く、居心地の良い医局でした。独身の頃に比べ、仕事のペースを落とさざるを得なくなった時でも温かく受け入れていただける職場があり、運が良かったと思います」
 
 安永院長は在籍した関連病院でさまざまな新しい治療や専門知識の習得に真剣に取り組んでいたことが、現在の診療の大きな財産になっているという。例えば、麻酔科の研修で全身管理について学んだ経験は、身体の中でどういう変化が発生しているか捉え、緊急性があるかどうか判断する基礎となっている。「子育て中に、循環器の患者数が多く忙しい病院で勤務することになりました。周囲の先生方が気を遣われて午前中のみの勤務体制になりました。その病院で勤務している間は帰宅後、循環器の患者様に合併率の多い虚血肢の治療に必要なフットケアに関する専門書を家事の合間の隙間時間を見つけては読んでいました。休日には学会に出席し、フットケアに関する勉強会に出来るだけ参加するようにしていました」
 

 更に、「接触皮膚炎」という触れた物に対して皮膚でアレルギーが起きる疾患を専門に扱う医療機関にも8年間勤務。「この病院では、診療の傍ら臨床研究が部長のもとで行なわれていました。不本意ながらも短期間常勤としてしか関われませんでしたが、知的好奇心が刺激され、接触皮膚炎について勉強させていただきました。もうちょっと取り組みたいと思っていたのですが、知人から開業しないかと誘われたので、これも機会を逃してはいけないと思い病院を退職し、開業しました。女医として結婚、出産を経て生活環境が変化し続ける中、20年にわたり関連病院で育てて頂きました。今後は、先輩方から教わった皮膚科診療を、きちっとした形で実践し続けていきたいと思います」
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