長期にわたって、患者の負担が少ない 人工関節置換術を追求【村山医療センター】 (東京都武蔵村山市)


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長期にわたって、患者の負担が少ない
人工関節置換術を追求

 
国立病院機構 村山医療センター
 
人工関節外科 清水 英德医師
人工関節センター長 笹﨑 義弘医師
人工関節外科部長 吉原 愛雄医師
人工関節外科 窪田 秀次郎医師
(写真左から)
 

患者にとって本当の意味で低侵襲な治療とは

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全国143施設を有する独立行政法人国立病院機構の中でも、骨・運動器グループのリーダーとして位置付けられているのが、東京都武蔵村山市にある村山医療センターである。同院は全体医師数のおよそ7割が整形外科医、またはリハビリ科医という特徴的な医師構成のもと、脊椎・脊髄疾患と股関節・膝関節疾患を中心とした専門的な治療を提供。整形外科領域だけで年間1200件(2016年4月~17年3月)を超える手術実績を持つ。
 
17年4月には、近年の変形性関節症の患者の増加に応じ、集約的な治療の実践と人工関節置換術後の継続的な診療を目標として、人工関節センターを開設している。
 

吉原 愛雄医師

吉原 愛雄医師


同センターでは「長期的な観点で、患者にとって低侵襲となる診療」を理念として掲げている。最近、人工関節置換術において筋肉や皮膚、軟部組織への負担を最小限に抑える最小侵襲手術(MIS)によって、術後の痛みの軽減、早期のリハビリ開始・社会復帰を目指す医療機関が増えている。ただ、患者にとって本当の意味で低侵襲な診療を提供するためには、術中の侵襲の抑制だけではなく、より長期的な観点に立つことが大切であると、吉原愛雄人工関節外科部長は説明する。
 
「例え術中の侵襲を抑えても、術後に感染症や関節可動域の悪化、脱臼、人工関節の摩耗・弛みなどの合併症が生じると、ADLが低下するだけではなく、再手術が必要となることもあります。当センターでは、MISを実践すると共に再手術ゼロを目指し、合併症予防に力を入れています」
 

主治医制とチーム医療で最善の治療を追求

清水 英德医師

清水 英德医師


合併症予防のために、同センターが徹底していることの1つは、安全性・確実性の向上である。同センターでは患者一人ひとりを医師がマンツーマンで担当する主治医制を採用し、入院から退院まで主治医が責任を持つ。その上で治療法の決定や実際の手術には、同センターの4人の関節外科医全員で携わっていくチーム医療体制も構築。チーム一丸となって、複数の選択肢から最善となる治療法を選択していく。
 
「股関節の場合はより低侵襲で脱臼率も抑制できる前方アプローチと、術野が広く正確性を追求できる後方アプローチの両方から、メリットの大きい術式を選択しています。また膝関節には主に全人工膝関節置換術(TKA)を用い、必要に応じてより侵襲を抑えられる人工膝関節単顆置換術(UKA)を選択しています」(清水英德医師)。その上で関節が大きく変形しているような難症例には、3Dプリンタで作製した関節模型を用意し、実際の手術器具を使って入念な術前準備を行うなど、新たな技術も積極的に取り入れ、確実性の向上に努めている。
 
一方インプラントの選択に関しては、安全性を何より重視していると、笹﨑義弘人工関節センター長は話す。「近年では新たなインプラントが次々に登場していますが、中には長期的な成績を収めることなく、廃れているものもあります。そのため最低でも10年以上、しっかりとした臨床成績を積み重ねているインプラントを選択しています」。
 

徹底した感染対策で感染率・再置換率を抑制

窪田 秀次郎医師

窪田 秀次郎医師


感染予防を徹底的に追求している点もまた、同センターの特長として挙げられる。その一例として、術前には感染のリスクとなる糖尿病やリウマチ、何らかの炎症反応がないか注意深く検査し、必要に応じて内科的治療を優先している。
 
また手術の際はそれぞれの医師が役割を分担し、システマティックかつ迅速な手術を実現している。手術時間の短縮が感染リスクの低減につながり、また消毒を担当する医師も時間をかけて、入念な消毒に努めることができる。加えて関節の軟部組織の温存に努めていることが、感染予防にも寄与しているという。「軟部組織を切除すると、組織があった空間に血が溜まりやすく、感染の培地となってしまいます。また軟部組織を温存することで血流が保たれ、血中の抗生剤が行き届くという側面もあります」(窪田秀次郎医師)。
 
こうした取り組みの結果、一般的に約1%と言われている術後感染について、同院では過去3年間で0.19%に抑えられている。「感染率が低いため、再置換が必要となる症例が非常に少ない点も、当センターの誇れる点といえます」(笹﨑センター長)
 

患者が満足して退院できるリハビリを

笹﨑 義弘医師

笹﨑 義弘医師


同センターでは早期退院にこだわらず、患者が十分に社会復帰できるまで、しっかりとしたリハビリ期間を設けている。「ご高齢の患者さんは、どうしてもリハビリが遅れがちです。そうした患者さん、ご家族に優しい病院でありたいと考えています」(吉原部長)
 
術前・術後には、可動域や痛む部位の確認だけではなく、歩行テストを実施。主治医が患者に付き添って歩き、歩行時の様子を丁寧にチェックした上で、歩行状態や生活レベルに沿ったリハビリを提供している。そうしたリハビリを、28名の理学療法士をはじめとした充実したスタッフが支えている。このように、手術だけではなく術後経過にも責任を持ち、患者を継続的に支えようとする姿勢が、多くの患者からの信頼をゆるぎないものにしている。
 
同院は現在新病棟を建設中で、2018年秋には完成予定である。更なる設備充実によって、一層質の高い医療が提供されるに違いない。

Information
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〒208-0011 東京都武蔵村山市学園2-37-1
TEL.042-561-1221
【診療日】月〜金
【休診日】土・日・祝・年末年始

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※現在、上肢及び足関節の人工関節には対応しておりません