精度の高い診断を重視し日帰り手術を中心に行う
北青山Dクリニックは2000年に開院して以来、さまざまな疾患に対する日帰り手術を主軸に治療を行っている。「技術的な処置を追加することにより、本来は入院する必要がある症状でも日帰りで治療しており、それを柱として患者さんに提供しています」と阿保義久院長は述べる。
そのためにもインフォームドコンセントを重視し、十分時間をかけて患者の話を聞き、治療内容について説明する。同様に、診断にも重きを置き、先端のMRIを設置している機関と提携して、精度の高い検査を心がけているという。
脳神経外科医による丁寧なPLDD
椎間板ヘルニアに対し、背中や首に挿入した針からレーザーを照射して椎間板の内圧を低下させることで、飛び出した椎間板を元に戻すPLDDは、患者の負担が少ない治療法として、現在注目を集めている。切開を要しないため、治療効果よりも手術による他の部位への影響のほうが大きくなるような症例でも対応できる。「当院がこの治療を取り入れたのは、下肢静脈瘤のレーザー治療を日本でいち早く取り入れるなど、レーザー治療の経験を積んでいることによります」と語るのは施術に携わる脳神経外科医の泉雅文医師。同院での治療は、整形外科医ではなく、脳神経外科医によって行われるのが特長だ。
「脳神経外科医は、脊髄のような神経系に生じる疾患を扱う医師です。脊髄に関する知識を持っているほか、PLDDで行われるような、脊椎・脊髄の病変部に針を刺す手技は脳神経外科医がもっとも頻繁に行っている手技です」と泉医師は脳神経外科医による治療の利点を挙げる。また、その知識は診断にも役立っており、脊髄の状況を詳細に把握して患者に説明。疾患の原因や行う治療、その効果などをすべて話し、患者が納得した上で治療に取り掛かる。
94%が何らかの症状改善 不安があれば受診を
同院で2008年4月~2009年4月に行われたPLDDの症例数は331症例。手術はすべて成功し、術後は94%の症例で何らかの症状改善が見られている。今後もよりよい成果を目指して手技や機器の改良に取り組むという。「手術しか手段がないといわれた方や薬物療法で改善のない方など、悩んでいる方はぜひ相談してください」と阿保院長は語る。
【取材/鈴木 健太】
阿保 義久(あぼ よしひさ)
北青山Dクリニック 院長
1993年、東京大学医学部卒業。
同大学医学部血管外科・腫瘍外科などを経て
2000年に北青山Dクリニック院長に就任。
04年より医療法人DAP理事長
泉 雅文(いずみ まさふみ)
北青山Dクリニック 医師
1998年、東京大学医学部卒業。
同大学医学部附属病院脳神経外科、
NTT東日本関東病院勤務などを経て
同院でPLDDに携わる







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