下北沢 藤城矯正歯科の藤城康二院長は、3000症例以上(1977年4月~2009年7月)の治療経験を持ち、歯への負担が少ない新型の矯正装置や、透明で取り外しのできる矯正装置など、さまざまな装置を治療に用いている。また、無料のカウンセリングや矯正装置の試着を行うなど、患者が納得して治療を受けられるよう心がけている。
患者の選択肢を広げるため さまざまな矯正装置を用意
下北沢 藤城矯正歯科では、患者が納得して治療を受けられるよう、十分な準備を整えている。治療開始前に時間をかけ、実際の症例などを見せながら治療内容を説明するほか、患者が選択できるよう、多くの矯正装置を用意している。
矯正装置の中でも、藤城院長が力を入れているのが、デーモンシステムと呼ばれる、歯の上につけるブラケットと、その中に通すワイヤーの間の摩擦をゼロに近づけた新型の装置だ。「歯に必要以上の力がかかっていた従来の装置に比べ、必要最小限の力で歯を動かすために、大変効率的に治療できます」という。結果として歯にかかる負担や痛みが少なく、治療期間の短縮が可能になる。さらに、筋肉の力を利用して顎も大きくできるという。矯正治療では、歯列の大きさより顎が小さいと抜歯を要する場合があるが、歯の土台の骨を大きくすることで、抜歯をせずに済む可能性が高まる。
ほかに、目立たないように矯正治療を受けたいという患者に対して、透明な装置のクリアアライナーを使った矯正も行っている。大きく歯を動かす治療がむずかしいなど、通常の装置に比べて治療可能な症例は限られるが、矯正していることが外からはほとんど見えない上、食事や歯みがきの際には取り外しも可能だ。「女性など、外見を気にする方が多く望まれる治療です」
また、同院では矯正中のむし歯の予防にも力を入れているという。矯正治療は、常に歯に装置を装着しなければならず、それによって歯みがきがおろそかになればむし歯になりやすくなる。そこで、口腔内の唾液の性質や含まれる細菌の量を調べ、むし歯になりやすいと判断された場合には、個々に適した予防プログラムを立てていく。
治療方針や内容について 患者と合意してから治療する
矯正治療は、かみ合わせなども含めて全体的にしっかりした治療を望む患者もいれば、ずれを治す程度を目立たないように治療したいという患者もいるなど、望んでいる治療はさまざまだ。
そのため同院では、患者と合意した上での治療を重視している。「患者さんが満足できる治療を行うため、患者さんが望んでいる治療と、歯科医師としての立場で本来行ったほうが良いと考える治療の間で、患者さんが納得いくようにしていきたいと考えています」。その一環として、消毒された矯正装置を事前に用意しておき、患者が装置を試着できるようにしているという。「実際に装置を手に取り、試着してみることで、装置を装着したときの状態を確認できます」と利点を述べる。
また、初診での相談やメール相談を無料で行うなど、患者が気軽に相談できるようにしている。「口の中を見れば今までの経験である程度アドバイスできるので、悩んでいたら相談してください。自分自身の歯並びやかみ合わせの状況が理解できるだけでも気持ちが楽になります」と藤城院長は語る。
【取材/鈴木 健太】
藤城 康二(ふじしろ やすじ)
下北沢 藤城矯正歯科 院長
1977年、日本歯科大学卒業。
81年、同大学歯科矯正科大学院卒業(歯学博士)。
86年、同大学矯正学教室講師。
88年、同大学矯正学教室医局長を経て、
89年に藤城矯正歯科を開院







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