銀座矯正歯科はその名の通り、日本の中心商店街の銀座で開業している歯科医院であり、全国各地から患者が来院しているという。深沢真一院長は、20年で2700人以上の患者を治療してきたという経験に基づき、目立たない舌側矯正や、短期間での矯正治療など、さまざまな治療を行っている。治療の実際について、深沢院長に話を聞いた。
独自の装置による舌側矯正などさまざまな技術を取り入れる
深沢院長は大学を卒業後、20年以上矯正治療に携わっており、治療した患者の数は1988年4月~2008年12月で2700人以上。矯正治療は、歯の表面に矯正装置をつける一般的な治療のほかに、外科手術を伴ったり歯の裏に矯正装置をつけたりする治療がある。深沢院長は、今までの経験で培ってきた技術に基づいて、そうした治療を数多く身に付け、実行しているという。 一例として、歯の裏側に矯正装置をつける舌側矯正が挙げられる。この治療は、矯正装置を装着していることが外からほとんど目立たないという利点を持つ。「治療法が広まり始めた1990年から取り入れて、1990年4月~2008年12月で2000人以上の患者に対して行っています」と語る深沢院長は、その豊富な症例数を基に独自の装置を開発。これは、従来の舌側矯正装置の半分の大きさであることや、効率的に歯を動かせることが特徴だ。本来、舌側矯正は表側の矯正より治療期間が長くなるが、この装置を用いた治療で期間の短縮を実現している。
複数の治療を併用する矯正で最短半年での治療を可能に
深沢院長は、さまざまな治療法を個々に使い分けるだけでなく、複数併用することにより、その人のニーズに合わせた期間での治療も可能にしているという。症例次第では、手術で骨にヒビを入れて歯を動きやすくする矯正治療や、歯の近くの骨に埋めたインプラントを固定源に歯を動かす矯正治療のような外科を伴う治療も用いる。
この一連の治療に対して、深沢院長は1990年に「スピード矯正」と命名し、以来研究を重ねている。通常の矯正治療では一般的に2~3年の治療期間を要するが、スピード矯正では最短6カ月での治療も可能。「適切に併用して治療期間を短縮するには、必要な治療すべてを1人の歯科医師が高い技術で行う必要があるため、現時点ではまだ広まっていない矯正治療です」と語る深沢院長は、研究会を立ち上げて治療法の普及にも尽力している。
ニーズに応えた技術で患者が納得できる治療を
こうした治療を提供するため、深沢院長は現在でも治療の合間を縫って海外の学会・研修会に参加し、先進的な矯正技術について学んでいる。矯正治療に関する知識だけではなく、審美面の治療や形成外科の知識も習得。それに基づき、適切な治療計画を患者と一緒に立案して、顔全体のバランスを考えながら望む外見へ近づけていくフェイシャルプラン矯正も実施している。「外見を良くするのは、矯正治療の本来の目的ではありませんが、患者さんが望むのでしたら、矯正治療の範囲内で行います」
具体的な治療内容を説明しながら行うフェイシャルプラン矯正に見られるように、深沢院長は、患者が納得した上で治療を受けることが重要だと考えている。そのためにも、希望の治療に適した歯科医師を選ぶことが望ましいという。「経歴や実績、症例数などをしっかり調べて歯科医師を見極め、求める治療が受けられるか納得した上で受診するとよいでしょう」と、深沢院長は歯科医院の選び方についてアドバイスしている。
【取材/鈴木健太】
深沢 真一 (ふかざわ しんいち)
医療法人社団 真美会 銀座矯正歯科 院長
1995年に鶴見大学歯学部矯正科大学院卒業。鶴見大学歯学部研究員、慶應義塾大学医学部研究員などを経て、1998年に銀座矯正歯科を開院。
2005年にニューヨーク大学インプラントCDEプログラムを卒業し、2009年に同大学審美歯科プログラムを修了。
歯学博士、ICOI国際学会インプラント矯正指導医など







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