藤関歯科医院/神田インプラントセンターは、「オールオン4(All-on-4)」で実績を上げている。一般的なインプラント治療では、1本の歯ごとにインプラントを埋め込まなければならないが、「オールオン4」は最少4本のインプラントで、片顎の十数本の人工歯を支えられるという新技術で、その日から物をかむことが可能になる。
その日から物がかめる 「オールオン4」
「オールオン4」とは、すべての歯あるいは多くの歯を失った方のためのインプラント技術である。最少4本のインプラントを埋め込み、治療した当日に固定した仮歯を入れることで、その日から物をかむことが可能になる。
藤関歯科医院の藤関雅嗣院長は、「歯ぐきを切開せず、小さな穴を開けてインプラントを埋め込むこともできます。その方法を採用した場合、手術時間は約1時間と大幅に短縮され、痛みや出血、腫れもほとんどないので、患者さんの体の負担も少なくて済みます。最少4本のインプラントで片顎の十数本の人工歯を支えることが可能ですから、従来法より経済的です」と話す。
新しい医療機器を導入し チーム医療を実践する
インプラント治療は、一歯からすべての歯まで一度失ってしまった歯を、機能的にも審美的にも天然歯に近づけることが可能になる。同院では、さまざまな症例に対して安全な治療を目指すため、被曝線量の大変少ない歯科用CTやエアカーテン式のクリーンルームをはじめとした新しい医療機器を導入している。
さらに各分野の専門の歯科医師による院内カンファレンス(症例検討会)を定期的に開いている。「志を同じくして、患者さんを苦しみから救う『チーム医療』を実践していくというのが当院の方針です」と藤関院長。まず治療前にCTを撮り、画像診断すると同時に口腔内全般を目で確かめ、触診でも状態を調べる。手術中は患者に頻繁に言葉をかけることで、リラックスできるような「声かけ治療」を実践している。また、血圧、心電図などを計測し、体調変化への注意の徹底を心がけている。このようなプロセスを徹底することで、精度の高いインプラント治療が実現できる。
23年のインプラント治療で 患者のQOL向上を支援
藤関院長のインプラント治療歴は23年になり、インプラント講習会の講師として、延べ千人以上の歯科医師にそのノウハウを伝えてきた。インプラント治療で大切なことは、今残存している歯をどのようにして守りながら治療を進めていくかであり、また、〝手術してしまえば終わり〟という治療法でもない。治療が終わった後も、メンテナンスのため定期的に来院してもらい、患者の記録を取り続ける。20年後も30年後も問題なく生活できるよう、QOL(生活の質)向上の手伝いをしていきたいと考えているからだ。
「私が心がけているのは、ただインプラントで元に戻ればいいということではなく、患者さん自身の歯とインプラントを調和させながら、長期間機能を維持させるということです。かむことは生きることと同じです。患者さんは歯を失って初めてそのことに気づきます。インプラントという新しい命を授かるのですから、これからの人生の中でかめる喜びを大切にしていってほしいと思います」と藤関院長はいう。
【構成/秋山 晴康】
藤関 雅嗣(ふじせき まさつぐ)
医療法人社団 藤惣会
藤関歯科医院/神田院プラントセンター 院長
歯学博士。
1981年、東京歯科大学卒業。
同大学補綴学第三講座入局。
87年、藤関歯科医院(浅草)開院。
2006年、神田インプラントセンター設立。
日本補綴歯科学会指導医







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