子どもたちの健やかな成長と密接に関係しているのが口腔機能の健康だ。歯を丈夫に保つことは子どもたちの将来の健康にも大きな影響を与える。そうした子どもたちの歯の健康を守っているのが、日本小児歯科学会が認定する小児歯科専門医だ。
日本小児歯科学会では、小児歯科医療に関する専門的知識と高度な技術を有する歯科医師を育成することを目的に、小児歯科専門医の資格を認定している。小児歯科専門医の資格を取得するためには、5年以上にわたり同学会の会員として研修や学術集会などに出席し、新しい歯科治療の知識を身に付け、学会が定める研修単位を150単位以上取得する必要がある。その上で資格認定試験に合格することによって、小児歯科専門医の資格が与えられる。
認定期間は5年間で、その間にも生涯研修単位を100単位以上取得することや、同学会または関連学会で、1回以上学会発表あるいは論文発表することなども義務付けられている。
乳歯が生え始めたら、その歯をむし歯にしてしまわないようにすることが大切である。むし歯の原因の一つであるミュータンス菌は、親や周囲の人の唾液などを介して感染するといわれ、子どものころに大量のミュータンス菌に感染すると大人になってもむし歯に悩まされることになる。そのため、歯科医院で専門的なクリーニングや、むし歯予防に有効なフッ素塗布を定期的に行うことも重要だ。
子どもたちが生涯にわたって健康な歯を維持するためには、幼児期からの歯の管理が重要である。子どもたちの歯や歯並びで気になることがあれば、小児歯科専門医に相談してみるとよいだろう。
【文/菅谷 英理】







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