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特集記事: 2009年7月31日 [ Q&Aでわかる「いい歯医者」 2009年7月31日 掲載 ]

痛みの少ないインプラント治療を目指し 手術実績は延べ1万1千本を超える
東海林歯科医院 東海林 義昭 院長

【取材協力】

東海林歯科医院 院長

東海林 義昭 (しょうじ よしあき)

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東海林歯科医院では、痛みの少ないインプラント治療を目指して、ピエゾサージェリーや歯科用CTなど、新しい機器や技術を積極的に活用している。インプラント治療歴は1971年3月から38年間に及び、手術数は年間約600本、延べでは1万1千本を超える。院内には歯科技工士が4人常駐し、安定した咬合のための補綴物の作製に携わっている。

開院77年の歴史を持ち インプラント歴は38年

東海林歯科医院は1932年に開院し、今年で77年になる。インプラントの治療歴は38年。ニューヨーク州立大学教授のレオナルド・リンコー博士の講演を東海林義昭院長が聴き、「これからはインプラントの時代だ」と予見し、71年から手がけるようになった。「オッセオインテグレーション(骨結合)などのない時代で、『骨を削って義歯がつくわけがない』『お前は歯医者じゃない』などといわれました」と東海林院長は当時を振り返る。

ピエゾサージェリーで 痛みの少ない治療を目指す

同院がインプラント治療で心がけているのが、痛みの少ない治療である。その一環として、超音波で骨の切削を行うピエゾサージェリーを活用している。「ピエゾサージェリーは、イタリアで習得したのですが、侵襲が少なく、正確性も高いのが魅力です」と東海林院長。ピエゾサージェリーの活用で、切削部分の長さ・深さを随時コントロールでき、精度の高い骨切りを可能にする。血管や神経などの軟組織を傷つけることがなく、骨だけを削ることができるわけだ。

レーザーも痛みの少ないインプラント治療の一助となっている。3種類の機器を使い分けているが、レーザーを用いることで痛みを和らげ、治りも早いという。

歯科用CTの活用と OAMインプラント

インプラント治療に当たっては、歯科用CTを活用して慎重を期している。3次元画像を見ながら、口腔内の状態を把握し、手術に反映させる。

「たとえばインプラントを埋め込むために穴を開けたとき、血管を切ってしまったら取り返しがつかないので、そうしたトラブルがないようCTで情報収集を徹底する必要があります」と東海林院長はいう。

同院では、さまざまなインプラント治療を試みているが、その一つがOAM(大口式)インプラントである。OAMは、ドリルをほとんど使わない新しいインプラント治療法で、インプラントを埋め込む予定の大きさまで、特殊な器具を使って穴を少しずつ大きくしていく。このOAMとピエゾサージェリーとの組み合わせで、最小限の骨だけを削るようにし、患者の負担をできるだけ抑えるようにしている。

安定した咬合のため 歯科技工士が4人常駐

インプラント治療で、もう一つ気をつけなければいけないのが、安定してかめるようにすることだ。「口や顎全体の動きなど、生理咬合学にのっとった補綴物の形態が大事です。口や顎関節だけでなく、筋肉、背骨、脳も含めてトータルに全身を診ていかないと、インプラント治療はできないでしょう」と東海林院長。

CTの3次元画像により、正確性の高い治療を目指す

東海林歯科医院では、先代院長が入れ歯を安定させる歯科治療の実績を積み重ねてきたため、そのノウハウをインプラントの咬合に生かしている。また、院内に歯科技工士が4人常駐し、かみ合わせを追求した補綴物の作製に携わる。

歯科技工士がかみ合わせを考慮したインプラントの上部構造を作製する

同院のインプラント手術は、年間で約600本。71年3月から2009年6月の38年間の症例数は延べ1万1千本を超える。院長自身、十数本のインプラントを埋入している。「インプラント治療では、定期的にメンテナンスをしていただきたいと思います。当院では、治療後5年間の無償保証を行っています」と東海林院長はいう。

【取材/秋山 晴康】

東海林 義昭(しょうじ よしあき)

東海林歯科医院 院長

1966年、日本大学歯学部卒業。
72年より、東海林歯科医院院長。
日本咬合学会理事

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