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特集記事: 2009年7月31日 [ Q&Aでわかる「いい歯医者」 2009年7月31日 掲載 ]

患者が尊厳ある健康人生を送れるよう地域に根差した歯科医療を心がける
赤木  誉

【取材協力】

赤木歯科 院長

赤木 誉 (あかぎ ほまれ)

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赤木歯科の赤木誉院長は、高槻市において26年以上インプラント治療に携わってきた実績を持ち、高い水準の滅菌を可能にする設備やマイクロスコープを用いた緻密な治療などにより、健康な口の状態を長く維持できるような治療を提供している。何よりも患者と長く付き合っていくことを重視し、地域に根差した歯科治療を行っているという。

拡大鏡およびマイクロスコープを臨床に用いる

「Dentistry is a work of LOVE(歯科医療は愛の業)」。明治時代の評論家・宗教家の内村鑑三が残したこの言葉は、プロフェッションとして神から委ねられた医師、その中でも特に口腔という体の特別な部分を専門に治療している歯科医師にとって忘れてはならない座右の銘です。

患者さんは私たちの宝です。レオナルド・ダ・ヴィンチは「モナリザの微笑み」を後世に残しました。私たち歯科医師は口腔の失われた機能のみならず、口元を整えて微笑みや尊厳を取り戻せるよう、治療を行っています。

その治療の中でもインプラントによる治療は多くの可能性を秘めた歯科治療だといえます。しかし、ただ人工歯根を埋め込むことだけが目的ではなく、元の健康な口の状態に戻し、その状態を少しでも長く維持していくことが大切です。

インプラント治療には、日本より厳しいヨーロッパの水準での滅菌が不可欠です。さらに、歯科治療においてインプラント治療は数ある選択肢のうちの一つにしか過ぎず、言い換えればインプラント治療を行う歯科医師は、基本的な歯科治療も行えることが前提となるのは、当然のことといえます。同様に困難な総義歯の患者さんであっても快適な食生活を送ることはもちろん可能です。

院内感染防止に十分配慮した診察室

私は日本で学会の専門医制度が実施される以前に、世界でもっとも歴史のあるアメリカインプラント学会の正会員資格を1991年に取得しました。現在の日本では、歯科医学に関する学会が公的な団体としてインプラントの教育活動を行っています。私もその一員として長くその活動に携わっており、学会の活動が1日も早く社会に広く認知されるよう望んでいます。そして、学会の基準の学習および研鑽を積まれた多くの歯科医師がこれからのインプラント治療を担ってくれると考えています。

また現在でも、いまだ適切な治療を受けることなく、かなり悪化した状態で来院される患者さんが多くいます。そうした患者さんを目にする度、疾病を未然に防がなければならないという考えが強まります。

20年以上前にアメリカのインプラント治療の父といわれているチャールズ・ワイス先生と隣国でインプラント治療の講演を行ったことがあります。その時、「1日に100人の患者を診る」と、語った歯科医師がいましたが、その言葉に対してワイス先生は「〝Hello and GoodBye〟というだけで1日100人もの患者を診るのだろう。本来の歯科医療はそうであってはならない」とおっしゃいました。同じくアメリカの有名な歯科医師ピーター・K・トーマス先生は「1回の予防治療は100回の治療より価値がある」と述べておられ、私もその通りであると考えています。

「患者さんが一生を通じて自分の歯で食事を楽しみ、そして心おきなく笑うことができ、人間としての尊厳を失わずに社会生活を送れること」を提供するのが私たち歯科医師の責務です。ただ治療の数だけを誇るのではなく、歯の一本一本の大切さを考え、患者さんに本当の満足をしていただくことを重視しています。

本当に大切なことは一人ひとりの患者さんに、より確実でリスクが少なく、完成度の高い治療を心がけることであり、いたずらにインプラントの埋入本数を誇ることではありません。地域に根差し、より長く患者さんとともに歩むことこそが、我々歯科医師に求められていることだと考えています。

【文/赤木 誉】

開院以来、地域に密着した 歯科医療を続ける赤木歯科

赤木 誉(あかぎ ほまれ)

赤木歯科 院長

歯学博士。
1982年岐阜歯科大学卒業。
1984年赤木歯科開設。米ハーバード大学でインプラント治療について学んだほか、
2000年4月から2003年2月まで京都大学医学部口腔外科に研究生として在籍。

日本口腔インプラント学会・日本歯周病学会・日本歯科理工学会・アメリカインプラント学会所属

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