日本初のPBM(患者中心の輸血医療)国際シンポジウム開催

2019.10.12
日本初のPBM(患者中心の輸血医療)国際シンポジウム開催のお知らせ

 
ASPBM(Asian Society for Patient Blood Management)は、2019年10月12日(土)に、Patient Blood Management(患者中心の輸血医療、PBM)の分野で活躍する世界各国の医療専門家による国際シンポジウムを開催します。会場は東京大学伊藤国際学術研究センター伊藤謝恩ホールです。
 
PBMは医療の世界標準になっていく総合的な戦略です。2010年にスイスのジュネーブで開かれた世界保健機関(WHO)の第63回世界保健総会で、「患者中心の輸血医療」のニーズに各分野の技法を結集しデータ中心の考え方で対応していくという決議文が、189カ国の代表者によって採択されました。
 
輸血の安全性は以前よりも高まってきましたが、それでも健康上の重大なリスクが残っています。輸血を避ける方が患者の予後が良好であることを示すデータも多く存在します。
 
輸血は実際には液体組織の移植であり、この点は一般にはよく理解されていませんが、異物を排除しようとする免疫反応を引き起こします。死亡のリスクを伴う輸血反応、急性肺損傷、免疫システムの変化による感染率の上昇や循環過負荷などが輸血の副作用として指摘されてきました。輸血を受けた患者は入院期間が長くなる傾向があり、医療資源の消費量やコストの増大にもつながっています。
 
世界的に見て、輸血用血液製剤の需要は供給を大きく上回っています。不要な輸血を実施すれば、そのたびに患者のリスクが高まるだけでなく、血液供給の問題がさらに大きくなります。PBMの実践は、患者中心の輸血医療のニーズに対応するための医療資源の十分な確保にもつながります。
 
ASPBMは、SABM(Society for the Advancement of Blood Management)を始めとする幾つかの学術団体とも連携して活動しています。中国、日本、マレーシア、韓国、フィリピン、米国で活躍する先進的な医療専門家が、患者予後の改善だけでなく医療コストの削減にも役立つPBMのさまざまな戦略について講演します。
 
詳細は https///:aspbm2019.com をご覧ください。
お問い合わせ先は aspbm2019@shonan-atsugi.jp です。
 
ASPBM 東京国際シンポジウム 2019 共同大会会長、当番世話人
湘南厚木病院 無輸血治療外科 川元俊二

Information

 
The 5th ASPBM Symposium 2019 Tokyo
主催:ASPBM (Asian-pacific Society of Patient Blood Management)
日時:2019年10月12日(土) AM8:45~PM5:30
会場:東京大学 伊藤国際学術センター 伊藤謝恩ホール
   (〒113-0033 東京都文京区本郷7-3-1)
使用言語:英語(日本語)、同時通訳(英語⇄日本語、日本語→韓国語-中国語)
共同大会会長: Lee Kyu Yeol (ソウル)、川元俊二(日本)
 
※詳細、お申込みなどはウェブサイトをご確認下さい