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ショッピングセンター型の
特色ある総合病院を目指す

【すずかけセントラル病院 鈴木 一也先生】


すずかけセントラル病院
院長
すずき・かずや
鈴木 一也 先生
 
【経歴】
1980年浜松医科大学卒業。84年浜松医科大学大学院博士課程修了。静岡県立総合病院呼吸器外科、浜松医科大学第一外科准教授を経て、12年11月より現職。日本呼吸器外科学会認定呼吸器外科専門医など。

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 静岡県浜松市は、「病院銀座」として知られる。そんな医療機関の激戦区に2012年、すずかけセントラル病院が開設された。鈴木一也院長は、「総合病院ですが、百貨店型ではなく、専門店が集まるショッピングセンター型を目指しています。特色ある医療で、地域のニーズに応えたいですね」と抱負を語る。
 
 鈴木院長は、祖父、父とも医師という家庭に育ち、自然と医師を目指すようになったという。大学進学の際、実家に近かったこともあって、腕試しで受験した浜松医科大学に合格、第一期生として入学した。「人と違うことがしたくて、呼吸器外科を選びました。将来性が高いのに当時、志望者が少なく、研究テーマも山積みだったからです」
 
 大学院博士課程を修了後、87年に母校の助手に就任。肺の内視鏡手術をはじめ、大腿筋膜の自家移植による横隔膜再建、線維芽細胞を使った再生医療などの先端研究に、次々と取り組んだ。「ところが、准教授のとき、父が脳出血で倒れ、その介護の影響などもあって、大学を離職したのです」。療養型病院院長のとき、すずかけセントラル病院院長に請われた。「病院の運営を思い通りにさせてもらう」という条件で12年、院長に就任した。「父の介護や療養型病院の経験から、急性期から長期療養まで一貫したケアミックス体制にしました。患者さんを急性期だけでなく、最後までフォローすべきだと考えたのです」
 

院長室の壁には、職員からの率直な意見が書きこまれる

院長室の壁には、職員からの率直な意見が書きこまれる

 また、「風通しのよさが組織には不可欠」という信念から、「クッキーミーティング」を院長室で月1回開催、職員から意見や要望を直接聞く。院内には自由記入方式のボードも設置した。院内の壁掛け時計のデザインは職員から募集。職員に「自分たちの病院」という意識を持ってもらうためだ。「医師には自分がやりたい医療に専念してもらいます。そうすれば、医療に独自性が出て、患者さんも集まり、病院経営にもプラスです」。すでに脳神経外科、泌尿器科、放射線科といった看板部門があるが、「一般外科や呼吸器外科を拡充して、救急医療も検討したい」と、鈴木院長は意欲を見せる。