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医療法人研医会

田辺中央病院 人工関節センター

高度な安心治療を目指し、
痛みのない快適生活を

 田辺中央病院の人工関節センターでは、クリーンルームの開設など高度医療を提供できる体制・基盤を確立し、人工関節置換術における安心治療を目指している。同院では、2021年1~12月で221件の人工関節置換術を行い、うち約8割が人工膝関節置換術だ。膝の皮膚を15㎝切開し、壊れた骨・軟骨の部分を切除して人工関節をはめ込む。なお、患部が膝の片側だけの場合は、部分的に取り換える人工膝関節片側置換術を行う。「手術では 『丁寧に早く』 を心がけています。中でも重視しているのが人工膝関節の正確な設置と内外側の靱帯のバランスです。それが崩れると人工関節がグラグラするなどのリスクが生じます。筋肉は切開の多少により圧倒的な差が出るため、筋肉を極力切らないようにすることも大事です」と金本成煕整形外科部長・人工関節センター長は言う。

 人工関節置換術では6~8㎝の小切開で、しかも筋肉を切らないMIS(最小侵襲手術)を徹底している。「股関節や膝関節では、筋肉を温存できれば術後の痛みを抑えることが可能です。筋肉を切ると筋力も弱くなり、リハビリにも影響します」と指摘する金本医師。「関節が痛くて困っている人はどれだけ高齢であっても極力治療し、満足して歩いて帰ってもらうというのがモットーであり願いでもあります。人工関節センターの患者さんの年齢層は40代~90代前半までと幅広いです。高齢だからと諦めずに人工関節置換術を行えば痛みの軽減を目指せますから、患者さんには快適な人生を楽しんでいただきたいですね」と言葉を続けた。

人工関節センター長

金本 成煕

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