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医療法人はぁとふる

運動器ケア しまだ病院

  • 動画あり

患者のニーズに合わせた
「運動器ケア」で機能回復を目指す

プロからの信頼も厚い スポーツ整形外科

 骨や関節、筋肉、神経など、体を動かす運動器の治療に力を入れている大阪府羽曳野市の運動器ケアしまだ病院。病院名にも冠している「運動器ケア」には、治療にかける同院の想いが込められているという。
 「いつまでに、どれだけの運動機能の回復を目指すのかは、患者さんによって異なります。当院では、患者さん一人ひとりの希望が実現できるよう、運動器の充実したケアに力を尽くしています」と勝田紘史新院長(※)は強調する。

 そうした方針が顕著に表れるのが、スポーツ障害や外傷の治療だ。スポーツ復帰を目指すのであれば、通常よりも高い水準の機能回復が求められる。また大会出場などが控えていれば、スケジュールを踏まえた治療選択も必要になる。

 瀧上順誠整形外科医長は「スポーツ整形外科は、当院の強みの一つで、プロのアスリートも多数訪れます。豊富な診療実績は、医師の経験値として、治療の質にも反映されると考えています」と説明する。

  • 医療コンシェルジュも巡回しているフロア
  • 広々としたリハビリテーションルーム

痛まない身体をつくる 手厚い保存療法

 プロアスリートだけでなく、運動部の学生から高齢者まで、幅広い患者を受け入れている同院。多様な患者ニーズに応える「運動器ケア」を支えているのは、診断、保存療法、手術などの充実だ。

 診断では、3.0テスラMRIや64列マルチスライスCTなどの最新の検査機器を導入。筋肉や骨などの損傷を、詳細に確認することができ、これまで以上に正確な診断が期待できる。

 保存療法は、同院が特に注力している部分で、運動機能を高めるリハビリテーションが充実している。例えば、投球障害のリハビリでは、痛みの改善だけでなく再発予防も目指し、投球フォームの指導なども行う。

 「痛みをとるだけでなく、痛まない身体をつくることが大切だと考えています。そのためには、患者さまごとに、筋肉の使い方やバランスなどの問題を明らかにして、適切なリハビリを提供する必要があります」と勝田院長は解説する。

  • 疾病予防施設「Eudynamics ヴィゴラス」は「動く」ことに特化
  • 広々な施設の中にはゴルフレンジもある

充実したリハビリ体制 疾病予防施設も併設

 手厚いリハビリの背景には、充実した人員・設備がある。同院には、約70人ものリハビリスタッフが在籍。外来で使用する電動昇降ベッドは、40台を超える。加えて、リハビリは全てマンツーマンで行う。

 「理学療法士と医師が密に連携することで、質の高いリハビリを目指しています。特にスポーツ整形外科では、医師のリハビリへの理解がなければ、機能回復は上手くいきません」と瀧上医長。リハビリでは、併設している疾病予防施設「Eudynamics ヴィゴラス」も見逃せない。健康増進に向けた運動に特化した施設で、トレーナーやセラピスト、栄養士、医師などが連携し、運動プログラムの計画・提供を行う。

 設備も充実しており、ランニングマシンなどはもちろん、陸上競技用トラックやゴルフレンジ、ピッチングマウンドも設置。プロアスリートの機能向上から近隣住民の健康増進まで、幅広い層が利用している。

  • 保存療法だけでなく手術にも注力
  • 手術室は5室あり、全室クリーンルーム

低侵襲手術に注力 新たな衝撃波治療も

 「治療の基本は保存療法ですが、本当に必要な症例には手術も提供しています。手術の質向上に向けては、定期的なカンファレンスを開催し、また、学会発表を積極的に行うなど、知識の共有と課題の解決などを図っています」と勝田院長。

 低侵襲手術にも力を入れており、腰、膝、肩、肘、足関節への内視鏡手術を実施している数少ない医療機関の一つでもある。内視鏡手術は、通常の手術と比べて傷が小さく、術後の疼痛軽減が期待できる。また早期回復も望めるため、スポーツ復帰との相性も良い。

 近年では、新たな治療選択肢として、体外衝撃波疼痛治療も導入した。衝撃波を患部へ照射することで、除痛を図る低侵襲な治療法だ。欧米では、プロアスリートを中心に使用されているという。

 患者ニーズに応えるため、進化を続ける同院。勝田院長は「『スポーツ復帰したい』から『孫の結婚式に参加したい』まで、さまざまな希望にお応えできるよう心がけています」と結んだ。

新院長※

勝田 紘史

かつだ・ひろし

2002年
川崎医科大学医学部卒業
日本整形外科学会認定整形外科専門医

※2020年4月より就任

医長

瀧上 順誠

たきがみ・じゅんせい

2005年
山口大学医学部卒業
日本整形外科学会認定整形外科専門医
医学博士

医療新聞社
編集部記者の目

「痛みをとるだけでなく、痛まない身体をつくることが大切だと考えています」と語る勝田紘史新院長。その理念がよく表れているのが、「攻めの予防」を掲げて併設された運動施設「Eudynamics ヴィゴラス」だ。リハビリ修了後のトレーニングと再発予防はもちろん、運動と栄養管理による健康増進、スポーツパフォーマンス向上、障がい者スポーツ推進、女性の健康サポートにも注力している。広大なスペースと充実した設備には、記者も衝撃を受けた。機会があれば、ぜひ実見してもらいたい。

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