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医療法人良仁会

柴眼科

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患者第一の姿勢と卓越した技術で
先進的な眼科手術を実践

患者のためになることは率先して取り入れる

眼科の治療技術・医療機器は近年著しい進歩を遂げ、新たな治療法やデバイスが相次いで登場している。それらを積極的に取り入れ、高度な眼科医療で地域を支えているのが、2020年に開院50周年を迎える柴眼科である。開院当時は、白内障でも入院のうえ、術後は絶対安静がなされていたという。そうした中、一部の大学病院もまだ始める前から、眼内レンズを用いた白内障手術を導入。日帰り手術も全国に先駆けて開始し、多くの患者を救ってきた。患者のためなら、どのようなことも率先して取り入れ、常に最先端の医療を提供するように努めてきたと柴賢爾院長は振り返る。「こうした姿勢をスタッフや家族が理解し、支えてくれたからこそ、半世紀にわたって地域に貢献できているのだと思います」

 同院では迅速・丁寧・親切という理念を掲げ、5人の眼科医が常勤する体制で待ち時間の短縮にも努めている。初診や乳幼児、救急は待ち時間ゼロを目標とし、緊急例は休診日や診療時間も関係なく即時対応している。「医療機関が休みの間に、網膜剥離や外傷などが発症して困る方も多いのです。そうした方を受け入れ、緊急手術にも対応していることが地域に知られ、現在もさまざまな医療機関からご紹介いただいています」

最新機器を導入し高精度な手術を実現

 患者第一の診療スタイルを柴宏治副院長も受け継ぎ、さらなる発展を担ってきた。例えば糖尿病網膜症や黄斑疾患などに対する網膜硝子体手術では、他院で断られた難症例も受け入れ、年間587件※以上もの実績を重ねている。その一例一例で侵襲を最小限に抑えながら、手術時間を大幅に短縮しているのも特筆すべき点だろう。0・4㍉の小切開で治療可能な27ゲージシステム、眼の負担を抑えられる1万回転の硝子体カッター、網膜全体を見ながら治療できる広角観察システムも導入し、網膜剥離などの難症例も20~30分ほどで実施しているという。「それが視力回復までの期間の短縮や、合併症リスクの抑制につながっています」と柴宏治副院長。手術だけでなく治療全体のクオリティも追求し、術後のケアにも重点を置く。例えば糖尿病網膜症の手術後には、小さな動脈瘤が生じて、放置していると悪化することが少なくない。そこでレーザー治療や薬物療法などを柔軟に組み合わせ、視力の回復を追求している。

 また白内障の手術においては、術前に眼球の状態を高度に解析し、そのデータを参照しながら治療できるベリオンシステムも新たに導入。単焦点・多焦点レンズ、乱視矯正レンズなどから患者のニーズに適したレンズを選択し、術後の視力向上にこだわった高精度な手術を実施している。「この機器を用いると、術前計画に沿って、前嚢切開の位置や半径、眼内レンズの固定位置などが顕微鏡上に表示され、手術をアシストしてくれます。眼が動いたり、顕微鏡の倍率を変えたりしても自動で追尾・調整される上、乱視矯正の場合には、角膜上の乱視軸も表示されます。これらにより、眼内レンズを最適な位置に、より高い精度で固定できるため、見え方の質の向上が期待できます」

患者の期待に応える確かな技術を持つ

 ハイレベルな治療を実現する原動力、その根底には柴宏治副院長の際立った技術と患者に対する責任感があるだろう。研修医の頃から、治療技術の向上にこだわり、現在もなお、あらゆる努力を続けているという。「眼科医は患者さんの眼、いわば人生をお預かりする存在です。その眼をもとより良い状態にしてお返しするのが我々の務め。それを担うためには、期待に応えるだけの技術を磨く、難症例も諦めず妥協しない、そうした信念が欠かせません」

 2020年に開発した、網膜静脈閉塞症に対する新たな手術法は、こうした努力の賜物といえる。この疾患には以前、閉塞した血管の鞘を切開・開放する術式が研究されていたが、成績が芳しくなく、現在では硝子体注射が主流となっている。ただ注射では、暫く経過すると再発するリスクが否めない。そこで考案したのが、網膜中心静脈を構成する細かな血管と血管の間に、ヘラのような器具を差し込んで分離し、血管を繊細にしごくことで狭窄を解消する術式だ。「血管を引き剥がす力加減が非常に難しいのですが、根治を目指せるのがポイントです」

オンライン手術講座で眼科のスキルアップを

 今後は後進の育成にも力を注ぎ、眼科全体のスキルアップを支えたいと柴宏治副院長は話す。大学の講演や他院での手術のほか、オンライン手術講座を開設しているのもその一環だ。80余名の受講者の手術の動画を確認し、その添削・アドバイスした上で、自身が執刀する動画を共有。手術内容を徹底的に見直すことが手術時間の短縮にもつながると、受講者から好評を得ているという。「技術的な内容だけでなく、常に向上心を持って研鑽することの重要性や、症例数にとらわれるのではなく、一人ひとりの眼に真摯に向き合い、その改善に心血を注ぐといった哲学も伝えていければ幸いです。患者さんの一助となるべく、これからも力を尽くします」

 父の背中から学んできた、どこまでも患者本位の精神。それを守り続けながら、一人でも多くの患者を救うため、さらなる飛躍を誓う。

副院長

柴 宏治

しば・ひろはる●1998年、京都大学医学部附属病院眼科学教室入局。北野病院、市立岸和田市民病院などを経て、現職。近畿大学非常勤講師。日本眼科学会認定眼科専門医。

院長

柴 賢爾

しば・けんじ●日本医科大学卒業、大阪大学医学博士。大阪中央病院眼科医長、近畿大学非常勤講師などを経て現職。日本眼科学会認定眼科専門医。

医療新聞社
編集部記者の目

患者に資する治療内容を追求し、先進的な治療技術も積極的に取り入れる姿勢は、開院以来変わりが無い。アポロ病という流行性結膜炎が蔓延した時には、当時珍しかった自動ドアを導入し、金銭まで消毒するほど院内感染の予防を徹底したという。その患者重視の姿勢こそ、50年にもわたって、地域から信頼され続けている理由に違いない。

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