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医療法人宏徳会

安藤病院

難治性の痛みに脊髄電気刺激療法を実施しています

 脊髄電気刺激療法(SCS)は、心臓内へ電極を留置するペースメーカ治療の技術を、痛み治療の目的で、電極を硬膜外腔に留置する方法として発展させた治療法です。私は、1980年代後半より、この治療法に携わってきましたが、技術進歩はすさまじく、最近では、電気の流れを感じない弱い刺激でありながら、1秒間に1000回ほど刺激する高頻度刺激で、腰下肢痛、頸部上肢痛が軽減できるようになり、SCS後のMRI検査も実施可能となりました。
 
 SCSは、局所麻酔薬を使用して行いますので、高齢者や人工透析中の患者さんでも治療可能な低侵襲治療法です。「手術ができない」あるいは「手術をしても痛みが取れない」、「薬を使っても痛みが取れない」、「神経ブロック効果が短時間である」といった、難治性の痛み患者さんに保険適応となっています。私は、藤田医科大学在籍中、この治療法を多数の方々に実施してまいりましたが、大学退職後は、それまでに培ってきた技術、経験、知識を生かして、多くの方に施行可能な低侵襲治療法として、現在は、月に1例から2例の割合で治療を行っています。当院では、ご来院当日にMRI、CT などの画像診断が実施可能で、即日診断の上、痛み治療を行っています。難治性の痛みで悩んでおられる患者さんには、是非試していただきたい治療法です。

名誉院長
藤田医科大学名誉教授
ペインクリニックセンター長

河西 稔

藤田医科大学名誉教授、医療法人宏徳会安藤病院名誉院長、静岡県生まれ。1972年名古屋大学医学部卒業後、名古屋掖済会病院勤務、1975年名古屋大学麻酔学講座入局、1980年カリフォルニア大学UCLA救急センター、1985年スェーデン、カロリンスカ・インスティチュート麻酔科留学、1986年名古屋大学麻酔科助教授就任、1991年藤田医科大学麻酔疼痛治療学主任教授、

著書紹介

骨を削る手術なし、脊柱管狭窄症治療

神経を損傷し下肢麻痺! ? 術後に痛みが再発…! ?
手術をしても完治は見込めない! !
ペインクリニック学会会長、痛み緩和の権威が伝授する
脊柱管狭窄症のつらい腰の痛み・足のしびれを確実になおす脊髄刺激療法とは!?

Information

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診療科目:内科、神経内科、ペインクリニック外科、疼痛緩和内科、漢方内科、リハビリテーション科、放射線科など

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