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埼玉医療生活協同組合

羽生総合病院

我慢する前に当院緩和ケア病棟を訪ねてください
~私たちはいつもそばで支え続けます~

 緩和ケア病棟は決して暗くつらいところではありません。ここで最期の時までを精一杯生き抜いてほしい……。心からそう願っています。緩和医療に対して、良いイメージを持たない人も多いようです。死をイメージしやすいからでしょう。患者さん自身よりご家族の方が死への恐れから緩和の話を持ち出しにくいこともあります。同様に医師の側でも、なかなか患者さんに切り出せないことがあるでしょう。それでも行くところがなくなり、不本意でも緩和の相談にくる患者さんやご家族がいます。こうした人たちにはまず、そのイメージを払拭するために、死は誰のところにも訪れることを強調します。緩和に紹介されたらすぐ亡くなるというのは、亡くなる直前に紹介されたということです。実際、私たちの病棟でも緩和病棟に入れられたらすぐ死ぬという噂を患者さんたちの間で耳にしたことがあります。誤解や偏見は無知から生まれやすいものです。死は緩和病棟でも一般病棟でも家にいても訪れます。緩和病棟に来たから死ぬのではなく、死ぬ時が訪れたから死ぬのです。誰にでも必ず訪れる死を認めたうえで、その時までをいかに生きるかが大切であると私は強く思います。

緩和ケア病棟部長

大森 秀一郎

日本外科学会認定
外科専門医

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