• 福島県

医療法人 疾風会

わかまつインターベンションクリニック

心不全から不整脈まで「開かれた医療」を実践

カテーテル治療で地域医療を支える

循環器疾患の治療に特化し、約20年にわたり会津若松の地域医療を支えてきた、わかまつインターベンションクリニック。低侵襲なカテーテル治療(インターベンション)を中心として、東北でも指折りの治療実績を誇る

 心臓カテーテル治療のエキスパートである阿部亘院長は「患者さんのため、できることは全てやりたいと考えています」と語る。その言葉を裏付けるように、同院では狭心症や心筋梗塞への心臓カテーテル治療(PCI)を始め、重症化すれば下肢が壊死することもある末梢動脈疾患(PAD)への経皮的血管形成術(PTA)などにも対応。近年では、不整脈への診療体制も整備し、治療のさらなる充実を目指しているという。

心房細動へのアブレーションを開始

 不整脈の治療には、その道のスペシャリストである里見和浩医師(東京医科大学病院 不整脈センター長)があたる。非常勤として招聘され、同院では3年以上にわたり治療を担当してきた。「カテーテルを用いて不整脈の原因部位を焼灼する『アブレーション治療』を中心に提供しています」と里見医師は話す。

 アブレーション治療の主な対象は、心臓が痙攣したように細かく震える心房細動だ。「頻脈性不整脈の一種で、患者さんも増加傾向にあります。放置すれば脳梗塞や心不全につながる危険もありますが、アブレーション治療なら根治を目指せます」(里見医師)
 このほか、薬物療法はもちろん、徐脈性不整脈へのペースメーカー植込み術(PMI)にも対応している。

 こうした専門性の高いカテーテル治療とともに、同院が重視しているのが、透明性の高い医療サービスだ。

「『開かれた医療』の実践を心がけ、治療内容の説明など、インフォームドコンセントに力を入れています」(阿部院長)

 治療だけでなく、予防・早期発見も重視し、心臓カテーテル検査(CAG)に注力。マルチスライスCT検査などが受けられる心臓ドックも提供している。

 急性心筋梗塞の死亡率が全国一の福島県※において、地域医療のさらなる質向上に取り組む阿部院長。「不整脈への治療開始は、その第一歩です。今後も、循環器疾患の治療にこだわり、取り組みを広げていきたいと思います」

※厚生労働省「平成29年度人口動態統計特殊報告 平成27年都道府県別年齢調整死亡率の概況」

取材/杉本富士孝

理事長・院長 


阿部 亘

あべ・わたる●1983年、山形大学医学部卒業。北里大学病院、静岡赤十字病院、清水厚生病院、竹田綜合病院、海老名総合病院附属東病院、赤心堂病院を経て、2002年わかまつインターベンションクリニック開院、院長就任。03年、医療法人疾風会設立、理事長就任。

東京医科大学病院
准教授・不整脈センター
センター長

里見 和浩

さとみ・かずひろ●1994年、山梨医科大学医学部卒業。国立循環器病研究センター勤務、 ドイツ ハンブルグ St.Georg病院留学を経て、2013年より現職。日本内科学会認定総合内科専門医、日本循環器学会認定循環器専門医など。

医療新聞社
編集部記者の目

 東北で初めての、循環器疾患専門の冠動脈治療を中心としたクリニックである同院。開院の背景には、会津若松への出向の経験があったと阿部亘院長は語る。「お世話になった地域の方々に、恩返しがしたいと考えました」。出向期間を終えた際には、多くの慰留署名も受け取ったという阿部院長。その原点を胸に、約20年にわたり同地の医療を支え続けた情熱と、地域住民から寄せられる厚い信頼は、東北でも指折りの治療実績に表れている。

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わかまつインターベンションクリニック

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