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医療法人幸季の会

やまだリウマチクリニック

変形性関節症(OA)と関節リウマチ(RA)特化型医療機関
患者さんに寄り添い、診察から治療、
リハビリまで一貫して対応

一人ひとりにあわせた治療法を採用

 「ひと口に、ひざが痛いといっても症状は人によって、さまざま。患者さん一人ひとりに応じた、きめの細かい、柔軟な治療が求められます」

 と強調するのは愛媛県松山市にあるやまだリウマチクリニックの小西義克副院長。同クリニックでは変形性関節症(OA)や関節リウマチ(RA)などに対して各種の治療法を用意している。

 OAの比較的症状の軽い患者さんに対しては薬物療法や理学療法などの保存療法を行う。RAの患者さんについては免疫反応や、関節の炎症を抑える抗リウマチ薬(DMARDs)、副腎皮質ホルモン(ステロイド)、生物学的製剤(通称バイオ)などを症状にあわせて投薬している。

 2020年から、再生医療のひとつ、PRP―FD療法※(血小板由来因子濃縮物︲フリーズドライ化療法)を取り入れた。

 痛みが激しいとき、保存療法などでは症状が改善しないときには人工関節置換術を検討する。

変形性膝関節症では靭帯温存手術も提案

 膝の場合、日本で人工関節置換術といえば、後十字靭帯を切る「後十字靭帯切離型(PS)」が一般的だった。

 「当クリニックでは患者さんと相談の上、比較的変形が少なく、可動域制限も小さい場合、靭帯を温存する『後十字靭帯温存型(CR)』を、さらに関節破壊の程度が少ない場合、すべての靭帯を温存する『単顆置換手術(UKA)』を行うようにしています。膝の機能温存などの観点から、患者さんそれぞれの適応を考え、手術法を選択します」(小西副院長)

 左右両方の膝が悪い場合、両側同時手術も提案する。手術を二度行うよりも一度で行うほうが、経済的・精神的な負担が軽減されるからだ。

 膝関節以外にも股関節、肩関節などの人工関節置換術も行う。肩では「リバース型人工肩関節置換術(RSA)」も実施している。

 手術前にCTをとり、コンピューターソフト上で関節の正確な3D画像を作成、それぞれの患者さんに最も適した人工関節(インプラント)の種類とサイズを決定する。手術の進行がスムーズになり、術中のリスク軽減も図られる。

 トータルケアの観点から入院期間も柔軟に対応する。医師、看護師、コメディカルらがチーム医療を着実に実践、診察から治療、リハビリに至るまで一貫して対応している。

※自由診療 1部位165,000円(税込) 検査代11,000円(税込)

副院⻑

小⻄ 義克

日本リウマチ学会認定
リウマチ専門医
日本整形外科学会認定
整形外科専門医

医療新聞社
編集部記者の目

「後十字靭帯温存型(CR)」にしても、「単顆置換手術(UKA)」にしても人工膝関節置換術に比べると低侵襲で、可動域が比較的保たれる利点がある。切開創が小さいことから、術後の回復も早い。患者さんにとってメリットは大きいが、高度な技術と熟練度が要求される。小西副院長は、そのCRやUKAのエキスパートだ。ただ、「はじめから手術ありき」の発想ではなく、患者さんの症状・意思に合わせ、保存療法や再生療法も提案している。

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