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医療法人ミネルワ会

渡辺病院

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「大腸・肛門の病気なら渡辺」
と親しまれる治療実績

患者の「声にならない思い」に耳を傾けてきた

 愛媛県の松山空港に、ほど近い松山市空港通りに位置する渡辺病院。筆者は空港からタクシーを利用したが、ただ「渡辺病院へ」というだけで通じた。1979年に渡辺外科として開業して以来42年、「大腸・肛門の病気なら渡辺」として親しまれ、市内はもちろん、愛媛県全域から患者が訪れる。

 「痔核、痔瘻、裂肛の三大肛門疾患を中心に、あらゆる肛門疾患の診療にあたってきました。肛門の病気は口にしづらいし、医療機関へ行くのもためらいがち。私たちは単に診療にあたるだけでなく、『心と心の対話』を心掛けてきました」と同病院院長の渡辺英生医師は穏やかに話す。開業以来、患者の「声にならない思い」にも耳を傾けてきた。

 渡辺先生はじめ高度な技量を持った医療チームが大腸・肛門疾患では屈指の診断・治療を提供。年間の手術件数は肛門が517件、大腸がんが18件に達する(2019年1~12月)。

クローン病、潰瘍性腸疾患などの臨床研究にも取り組む

 手術一辺倒ではなく、あくまで肛門の機能を保持することを重視。たとえば一般的に「いぼ痔」といわれる痔核は食生活改善や薬物治療などの保存療法、手術に加え、内痔核の患部に薬剤を注射して固めてしぼませる「硬化療法」なども行う。経験と新しい知見に基づく、多様な選択肢と痔の治療技術が同病院の魅力だ。

 開業以来、「患者さんのために」を最優先。渡辺外科を渡辺病院へと飛躍させたのも、診療科目を大幅に増やしたのも地域・患者のニーズに応えるためだ。「高齢者は複数の病気を抱えているもの。痔は渡辺、別の病気はA病院、また別の病気はB病院では通院が、たいへんです」(渡辺院長)。

 近年は難病である炎症性腸疾患(IBD)のクローン病、潰瘍性大腸炎治療に取り組み、臨床研究も行っている。生物学的製剤の導入にも積極的で、早くから取り入れた。

文/岡林秀明

医療法人ミネルワ会 理事長
渡辺病院 院長

渡辺 英生

医療新聞社
編集部記者の目

愛媛県内では「大腸・肛門の病気なら渡辺」といわれるほど知名度・治療実績は抜群。市内はもちろん、県全域、隣県からも患者が訪れる。80歳を超えてもなお、かくしゃくとした渡辺院長が率いる医療チームが患者のニーズ・気持ちに応えた、手厚い治療を行っている。痔の権威として知られる黒川梅田診療所の黒川彰夫院長も「日本でもトップクラスの診療実績」と太鼓判を押すほど。

Information

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渡辺病院

診療時間

診療科目によって異なる
こう門外科 9:00~12:30 /13:30~18:30(土曜日は9:00~13:00のみ)

休 診 日 日・祝 

〒791-0054 愛媛県松山市空港通7丁目13-3
TEL:089-973-0111(代表/24時間対応)
FAX:089-974-0432

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