• 広島県

医療法人エム・エム会

マッターホルンリハビリテーション病院

  • 動画あり

最新の機器と人材力で
早期の在宅復帰を促進する

入院患者の在宅復帰率は89・4%

 広島県呉市に所在するマッターホルンリハビリテーション病院は、回復期リハビリテーション病棟37床、医療療養病棟27床、介護医療院30床の規模を持つ。理学療法士37人、作業療法士12人、言語聴覚士10人を抱える充実したリハビリスタッフ。

 同院のリハビリは、理学療法士や作業療法士が指導する3時間の運動療法の他、リハビリ助手スタッフが付いて行う2時間の自主トレーニングがあり、入院患者は1日5時間のリハビリを実践。もちろん患者ごとに状態は異なっているので、理学療法士や作業療法士のほかに病棟の看護師、介護福祉士などと週1回カンファレンスを開き、患者一人ひとりの治療方針の確認を行っている。

 さらに特筆すべきは、ロボットリハビリ機器の充実ぶりだ。歩行中の股関節および膝関節の動きを補助するロボットスーツなど、14台のロボットリハビリ機器を保有している。西日本有数の保有台数である。このように充実したリハビリ体制を構築、2021年度は1日8・8単位のリハビリを提供し、入院患者の在宅復帰率は89・4%※に達した。

 同院では人材育成にも力を注いでいる。
「当院では各スタッフに対して外部のセミナーへの積極的な参加を奨励しております。それによりセミナー参加後は、他のスタッフを集めての伝達講習を義務付けています。他の人に教えることによって、学んだことが、より確実に身に着くからです」と白川泰山理事長は語る。

「毎月1~2回、リハビリテーション部では中堅のスタッフが中心となって勉強会を行っています。こうして自己啓発に努めると同時に、若手の育成を図り、スタッフ全体のレベルアップにつなげています」と理学療法士の中村真樹氏は力を込める。

 2年後には現在地のほど近くに移転し、新たにリハビリテーションに関する研究所の立ち上げを考えているという。西日本における回復期リハビリテーションの先導役として、今後も発展していくだろう。

  • ロボットスーツを装着した歩行訓練

理事長・院長

白川 泰山

しらかわ たいざん●1992年広島大学医学部卒業後、同整形外科入局。市立八幡浜総合病院、中国労災病院、信原病院、広島県立安芸津病院勤務を経て、2000年マッターホルンリハビリテーション病院院長、2003年医療法人エム・エム会理事長に就任。

理学療法士
入院リハビリテーション科 
副科長

中村 真樹

なかむら まさき

医療新聞社
編集部記者の目

マッターホルンリハビリテーション病院の白川泰山理事長は、元々整形外科で関節手術を行っていたが、健康寿命の観点から、リハビリの重要性を強く感じ、同院の理事長兼院長に就任した。しかも現在は、多忙な時間を割いて、看護専門学校で教鞭を取っている。ロボットの大量導入、リハビリ研究所の設立構想、そして人材の育成と日々の治療と並行して、リハビリテーションの未来図を描こうとしている白川理事長の考え方に感銘を受けた。

Information

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マッターホルンリハビリテーション病院

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マッターホルンリハビリテーション病院
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