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地方独立行政法人 加古川市民病院機構

加古川中央市民病院
周産母子センター

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地域の母子医療に
大きく貢献し続ける

ユニセフに認定された赤ちゃんにやさしい病院

 兵庫県加古川市にある県内屈指の総合病院、加古川中央市民病院。ユニセフから「赤ちゃんにやさしい病院(Baby Friendly Hospital)」に認定されている。これはWHOとユニセフが提唱している、母乳育児成功のための十カ条を長期間遵守している医療機関が認定される。陣痛・分娩・回復室が一体となったLDR分娩室を備えるなど、母子同室や不要な粉ミルクの補足をしないことを守っている。

「母子を離さず、できるだけ母乳で育てる。母乳育児を通して、母と子、ひいては家族との絆をしっかり作って、赤ちゃんの人間形成の最初の部分をサポートしたいと考えています」と森沢猛副センター長は力を込める。

 同院では高齢出産者のほか、合併症を抱える妊婦も積極的に受け入れている。

「精神疾患や循環器疾患など、合併症があれば他科の協力を仰ぎ、患者さんごとに複数の医師がカンファレンスを行います。また医師だけでなく看護師や助産師、ソーシャルワーカーなどといったスタッフに集まってもらい、適宜会合を開いています」と太田岳人センター長は語る。

 また2001年から地域周産期母子医療センターとなっており、東播磨医療圏はもちろん、それ以外の産科・小児科からも困難な症例が持ち込まれる。コロナ禍が落ち着けば、以前のように医療圏内の担当者を集めて研究会を行う予定だ。さらに、通常のドクターカーのほかに新生児専用の救急車「カンガルー号」を所有。24時間365日連絡を受ければ、5~10分で出動できる体制が整っている。

 妊娠、分娩そして愛着形成と高い理想を掲げつつ、今後も同院は地域の周産期医療に全力で貢献していくだろう。

周産母子センター 副センター長
小児科 主任科部長

森沢 猛

日本小児科学会認定
小児科専門医
日本周産期・新生児医学会
認定
周産期(新生児)専門医

周産母子センター センター長
産婦人科 科部長

太田 岳人

日本産科婦人科学会認定
産婦人科専門医

医療新聞社
編集部記者の目

東播磨医療圏内に産婦人科は多数あるが、設備・人員ともにトップクラスで、中核病院の役割を果たしている。それだけに東播磨医療圏外から訪れる患者も少なくない。圏内の他の産婦人科医とは、密に連絡を取り合っているので、他院が困難な症例を抱えても、電話1本で相談に乗るし、状況によっては患者を受け入れる。少子化、高齢出産が進む中、医療機関からも妊産婦からも厚い信頼が寄せられている。

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