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独立行政法人 地域医療機能推進機構

星ヶ丘医療センター

ESDをより身近に、高いクオリティーで受けていただきたい！

　早期粘膜がんに対する内視鏡的粘膜下層剥離術（ESD）が保険適用になってからまだ日は浅く（胃が2006年、食道が2008年、大腸が2011年、よりそれぞれ保険収載）、まだまだ発展途上の手技です。外科手術にもいえることですがESDでは特に手技の習熟度に差があるのも事実です。特に困難例に対してはかなりの経験数と熟練した技術がないと完遂そのものが不可能になってしまうこともあります。私が星ヶ丘医療センターに赴任してから1年余り。当科の2021年4月から2022年10月までのESD総件数はおよそ120例 ですが、他施設で治療困難になった症例や再発症例などの難しい症例に対してもよくご紹介頂くようになりました。そういった患者様にもご納得いただけるよう力を尽くし、当院においてしっかりと完遂させております。ESDの実際としては、容易な症例であれば食道、胃、大腸、いずれの臓器においても眠っている間に（大体1時間以内）に治療は終わります。困難例に対してはもう少し時間はかかりますが、完遂できています。当センターではESDをより身近に、高いクオリティーで受けて頂くことをモットーに日々研鑽しております。何卒、星ヶ丘医療センター消化器内視鏡センターを宜しくお願い致します。