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医療法人東和会

第一東和会病院
女性泌尿器科・ウロギネコロジーセンター

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日本のウロギネコロジーをけん引

術式に患者を合わせるのではない患者に術式を合わせるのだ

 2015年3月、竹山政美医師、加藤稚佳子医師、鍬田知子医師らを迎え、第一東和会病院ウロギネコロジーセンターを開設。竹山医師がセンター長に、加藤医師が同センター部長兼婦人科部長に就任した。泌尿器科3名、婦人科2名の布陣を組む。

現在、骨盤臓器脱に対するTVM手術(骨盤臓器脱に対する経膣メッシュ術)、尿失禁には尿道の下にテープを入れて支えるTVT手術(腹圧性女性尿失禁手術)を中心に、手術件数は年間で約700件※にも及ぶ。
ただし、手術一辺倒ではない。「命に関わる病気ではないので、診療する際に一番注意するのは患者さんのライフスタイルと困窮度です。あまり動かない人は動いた時の尿漏れがあっても大きな問題ではありません。スポーツや登山を楽しみたい人は早々に手術をして治してあげたほうがいい」と竹山医師。

 術後5年間は経過観察を怠らない手厚いケアが持ち味だ。「骨盤臓器脱や尿失禁なら第一東和会病院」と評判が評判を呼び、北摂地域にとどまらず、関西を中心に全国から患者が集まる。

多くの選択肢の中から適切な治療法を選択

 女性が対象だけに、術式は体への負担が少なく、できるだけ傷跡が目立たない方法を選択する。「現在、注力しているのは腹腔鏡下での骨盤臓器脱手術(LSC)と経膣の腹腔鏡下手術(vNOTES)です。当院の強みは多くの選択肢の中から適切な処置を選択できる引き出しの多さです。総じて医療機関は患者を術式に合わせがちですが、当院は患者さん第一で、術式を患者に合わせるようにしています」と竹山医師は力を込める。vNOTESとは腹腔鏡のカメラや鉗子など全てを膣から挿入し、組織の摘出も膣から行う手術。傷は一つも残らない。

 術後の患者の笑顔に苦労も癒やされる。

「骨盤底障害による疾患は治る病気です。一人で悩んでいる方は恥ずかしさを抑え、ぜひ医療機関の診断を受けてみて下さい」

 と竹山医師は呼びかける。

※2021年1~12月

女性泌尿器科・
ウロギネコロジーセンター
センター長

竹山 政美

医療新聞社
編集部記者の目

 尿漏れ(尿失禁)に悩んでいる女性は多い。竹山政美第一東和会病院ウロギネコロジーセンター長によると、女性の約35%は尿漏れに悩んでいる。ただ、医療機関を受診する女性は、まだまだ少ない。1つは医療機関のハードルが高く、気後れしてしまうこと。2つは、そもそも病気であるという認識がないことによる。年令によるものと諦め、治る可能性のある病気であることを知らないのだ。勇気をふるって医療機関の門をたたいてほしい。

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