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札幌医科大学附属病院整形外科

先端研究を臨床に生かす北海道医療の連携拠点

多彩なスペシャリストが集い北の大地を守る

 東西に約500キロメートル、南北に約400キロメートル広がる北海道で、1951年の開設以来、札幌医科大学附属病院整形外科は運動器疾患の予防・治療の拠点として、道民の健康を守り続けている。腫瘍や先天異常など希少疾患を含めた多彩な運動器疾患治療のスペシャリストが揃い、年間約1000件※の手術を行う。

 足の外科を担当する同科准教授・寺本篤史医師は「下肢に精通する医師は限られるので、飛行機を使って道内26カ所の連携病院でも診療しています。当院への転院・手術も円滑です」と広大なエリアをフォローする。

スポーツ医学、骨粗鬆症対策、基礎研究と多方面に充実

 特長のひとつ、スポーツ医学センターではトップアスリートに特化した治療を提供する。整形外科に、内科やリハビリテーション科、婦人科の医師のほか、理学療法士(PT)や薬剤師、看護師らが連携し、集学的治療にあたる。

「手術にはPTが同席します。患部の状態や治療内容を共有し、各競技種目を想定したリハビリプランを練って早期復帰を支援します」と同センター長・渡邉耕太教授。

 高齢社会の課題を解決するため開設したのが運動器抗加齢医学講座。骨粗鬆症が進行すると、生活習慣の改善だけでは抑制が難しい。「骨粗鬆症の実態調査を行い、問題点の検討と有効な予防法や治療法の開発にも取り組んでいます」と射場浩介特任教授は話す。二次的に起こる骨折治療のほか、骨粗鬆症治療薬の処方、丁寧な服薬指導で、再発予防など啓発にも力を入れている。

 アカデミアとして、基礎研究から生まれた治療法をいち早く取り入れ、臨床での活用を目指す。長年の努力が実ったのが、脊髄の再生医療。脊髄損傷に対して、患者自身から採取した骨髄液を抽出したヒト(自己)骨髄由来間葉系幹細胞を注射する方法だ。2019年2月、高い治療効果が期待される患者という条件付きで保険適用となった。

 闇夜で目印となる北極星のように、札幌医科大整形外科は運動器疾患・外傷で悩む人々を日常生活、競技復帰へと導く。

整形外科学講座准教授

寺本 篤史

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札幌医科大学附属病院整形外科

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