生活者・患者の皆さまが真に役立つ医療情報を厳選して提供
いま、わが国の医療を取り巻く環境は、激変しつつあります。
世界的にも類を見ない急速な少子高齢化に対応するための医療制度改革が進み、国内、国際事情も含め、大幅な変化が見込まれる状況に直面しています。この環境下で「健康で長生きする」(Live longer in health)ことが、健全な高齢化社会の維持にとって、個人的にも組織的にも必須命題となっていると考えます。
わたしたちは、「健康で長生きする」社会を実現するためには、患者と医療従事者が協力して医療にあたることが必要不可欠と考えています。そこで医療情報の適切な取捨選択によって、生活者・患者が真に役立つ情報を提供したいという思いから、この度、医療新聞DIGITALの運用をスタートしました。
わたしたちの使命は、患者と医療従事者双方の立場を踏まえ、信頼性のある価値の高い医療情報を、中立・公正・客観的に、かつ分かりやすく、タイムリーに提供することで、患者を含む生活者と、医師を含む医療従事者との「橋渡し役」を担うことです。
各団体・企業が日々さまざまな医療情報を発信していますが、現状はなかなか生活者の分かりやすい情報として届いていない状況です。わたしたちは、独自コンテンツの提供とともに読者・患者の皆様が真に役立つ情報を取捨選択(キュレーション)してご紹介してまいります。
わたしたち医療新聞社では一般読者・患者の皆様に特に病院選びの一助となる情報を提供したいと、2016年から『名医のいる病院』年度版を発行してまいりました。アンケートをもとに実績のある医療機関を紹介、読者・医療機関・書店などから大きな反響をいただき、「刊行を楽しみにしている」との声も多数頂戴しています。
そのほか、『病院の選び方』『名医のいる病院 整形外科編』『名医のいる病院 眼科治療編』『名医のいる病院 がん治療編』など多数の書籍・ムックを発行。いずれも好評を博し、ラインアップも充実してまいりました。活字媒体に関しては業界トップクラスの実績をあげてきたと自負しています。
こうした活字媒体での豊富な経験・知見を踏まえたうえで、インターネット媒体の即時性・双方向性という特性を活かし、医師・医療従事者から患者・生活者への医療情報の発信にとどまらず、相互コミュニケーションの場(プラットフォーム)を提供することを通じて、読者・患者の皆様のニーズや要望をキャッチし、医療従事者と読者・患者の皆様の医療情報の交換・共有コミュニティーへと成熟度を高めていきたいと考えています。
株式会社医療新聞社
代表取締役社長 小松久晴