• 奈良県

公益財団法人

天理よろづ相談所病院

脊椎脊髄疾患、
特に難症例を治療する技術の向上

 当科では、県内最大規模である総合病院の強みを活かした診断と治療にあたっています。難しい症例を含めて多様な患者さんを治療して参りました。豊富な経験と最新の知見・技術を駆使した診療に全力を尽くしております。

 特に頸椎手術への取り組みの歴史は古く、30年以上前から頸椎後縦靭帯骨化症などによる圧迫性脊髄症の治療に取り組んでいます。当科で圧迫性脊髄症の治療ために開発された頸椎椎弓形成術は桐田・宮崎法と呼ばれ、その良好な治療成績から現在でも国内外で広く普及しています。

 椎弓形成術は頸椎の後方からアプローチする手術法ですが、加えて頸椎前方アプローチからの手術技術の向上にも努めてきました。現在では、頸椎前方除圧固定術、頸椎人工椎間板全置換術、頸椎前後方同時手術といった多彩なアプローチにより、幅広い病態により徹底して対応しています。医療技術が日々進歩する中でその後も、新しい技術の導入と工夫の積み重ねを続けております。

 頸椎後靭帯骨化症の手術ではよりよい神経回復のために骨化病変を可能な限り除去する技術を磨いています※。障害された神経の回復力は限られています。手術を躊躇している間に回復しない状態になってしまうこともしばしばです。
 手術での根本的な治療をお考えの方は相談に受診していただければ精一杯対応いたします。

頸椎後靭帯骨化症の手術

院長

山中 忠太郎

整形外科部長

関 賢二

Information

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【休 診 日】土・日
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