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医療法人 徳洲会 

武蔵野徳洲会病院

大胆な病院改革に取り組み、高い患者満足度と地域包括的ネットワークを実現

国産ロボット導入でクオリティーの高い治療を提供

 武蔵野徳洲会病院(西東京市)の桶川隆嗣院長は2021年4月の着任。ただちに大胆な「病院改革」に着手し、早くも同年9月には国産手術支援ロボットを導入、「低侵襲ロボット手術センター」を開設した。同年11月には先駆的に同ロボットを使った前立腺全摘除術を実施し、無事成功させた。

「ロボットを使うことで、病変部を確実に切除しながら、低侵襲の手術を実現できます。入院期間の大幅な短縮、術中後の合併症リスクの軽減、早期社会復帰も可能になりました。病院にとっても導入後、外来患者や紹介患者の数が増え、知名度も上昇。通常の手術件数も増加し、患者さんや地域医療機関からも厚い信頼が寄せられるようになりました」
と桶川院長は力を込める。国産ロボットは日本人の体型に合わせており、トラブル発生時のフォローも早い。患者の不安感軽減も期待できる。ロボットを使った「遠隔手術」も視野に入れている。

武蔵野徳洲会病院が患者に選ばれる理由

 がん治療は検査から治療、術後のフォローまで一貫して対応。同病院で治療が完結できる「包括的がん治療」体制を整えた。

がんだけに留まらず、地域ニーズに応え、次々にセンターを開設。「尿路結石治療24時間センター」は、さまざまな尿路結石症の治療に対応、体外衝撃波結石破砕術(ESWL)による日帰り手術を実施し、多摩地域はもちろん、東京23区、都外からも多くの患者が来院する。

「当院は『地域のかかりつけ病院』を標榜、患者さんにとって最もかかりたい病院になることを目指しており、半ば実現することができました」と桶川院長は自信を見せる。

 改革の一環としてNPS(患者の満足度を測るロイヤルティ調査)を実施するなど、患者の「生の声」に耳を傾ける。いまや9つのセンターを持つ多摩地域有数の病院へと進化。地域医療機関や自治体と連携し、「地域包括的ネットワーク」の構築を推進するなど、患者と地域のために同病院の挑戦は続く。

病院長

桶川 隆嗣

医療新聞社
編集部記者の目

本文では紹介できなかったが、武蔵野徳洲会病院の桶川隆嗣病院長は前職の杏林大学教授時代から「リキッドバイオプシー研究会」の事務局長を務める。年に一度、東京・新宿の京王プラザホテルで研究会を実施、全国から会員が集結し、研究発表・ディスカッションに汗を流す。リキッドバイオプシーのリキッドは「液体」、バイオプシーは「生検」の意味で、患者の血液などから、がん細胞や、がん細胞由来の物質を解析する検査手法。

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