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医療法人三州会

大勝病院

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パーキンソン

薬物療法とリハビリの“両輪”で
パーキンソン病に打ち克つ

多くの神経難病の治療に取り組む基幹病院

 大勝病院は脳や脊髄、神経などの病気を診る脳神経内科において地元の鹿児島県および、全国屈指の診療実績を誇る。パーキンソン病など、これまで難治療だった多くの神経難病を専門的に診療している。

「一般急性期、回復期、維持期の患者さんの診療、リハビリテーションを担う当院を中核にして、介護老人保護施設、複数の介護事業所、在宅サービスを結びつけ、切れ目のない医療を提供しています」と話すのは同院を運営する医療法人三州会理事長の大勝秀樹医師だ。

 開院以来、大勝病院は脳卒中治療を中心に、重篤な急性期から、症状安定後の慢性期まで一貫して治療。めまいなどの日常的な疾患から筋萎縮性側硬化症(ALS)で知られる神経難病まで、数多くの脳神経疾患をプロフェッショナルの視点で診療している。地域の神経難病の基幹病院の役割を担っている。

「神経内科は診断が難しく、治療法が確立していない病気も珍しくありません。しかし、医学の進歩に伴い、新たな治療法が次々に開発されているのも事実です。その新規の治療法を習熟して、素早く患者さんに適用していきます」

歩行障害や前傾姿勢、腰曲がり、振えが生じる

 同院は特に、パーキンソン病の治療に定評がある。パーキンソン病とは脳内の伝達物質で、運動の仕組みの調節機能があるドパミンが次第に減るため、歩行障害や前傾姿勢、腰曲がり、振えなどが生じる神経難病だ。

「パーキンソン病は神経難病ですが、薬で症状の改善効果が期待できます。

 しかし、ひとたび進行すると、薬の効果が長続きしない神経難病なのです。当院は薬を日常生活動作が良くなる状況のお膳立てとして使い、実際に歩行訓練するリハビリとの両輪で治していきます」

 リハビリに特化した同院だからこそ、薬物療法と併用して治療ができる。

「神経内科というこだわりを変えず、最新の治療法が開発されたら、すぐにアップデートして、神経難病に特化したさらに優れた治療を提供したい」と大勝理事長は言葉に力を込めた。

理事長

大勝 秀樹

2001年、昭和大学医学部卒業、2015年より現職。日本神経学会認定神経内科専門医など。

医療新聞社
編集部記者の目

 同院を運営する医療法人三州会理事長の大勝秀樹医師は社会貢献に意欲的な人物だった。
「座右の銘はNO PAIN NO GAIN。痛みなくして得るものないという意味です。コロナ禍でまず考えたのは、もしパーキンソン病の方が感染したら、私たちは何をすればいいのか、です。このまま、コロナウイルスの感染を恐れたまま診療を閉ざすわけにはいかないと判断しました。職員を説得し、2021年の年明けぐらいからコロナ患者の受け入れを開始しました。医療従事者としての使命を全うしたいと思いますね」
 同院では今後も積極的に、神経難病の患者を受け入れていくという。リハビリも含めながら、専門的な治療を提供できると、大勝医師は自信をのぞかせた。

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