町田脳神経外科

脳・脊髄脊椎のあらゆる疾患に対し
エキスパートが日本の東西で
高度な医療を提供

脳や脊椎脊髄の治療に特化日常の神経症状にも注力

東京・町田市にある「町田脳神経外科」は、田辺英紀医師が理事長を務める、神経系疾患に特化した形の医療機関だ。田辺理事長を含め、同分野に精通した３人の医師が在籍。外来への対応だけでなく19床の入院設備も備え、同院の手術数は年間２００件以上※1に及んでいる。

検査機器も充実しており、ＭＲＩは高磁力・高解像度の３・０テスラと、最新モデルの１・５テスラを完備。ＣＴや、治療への移行も可能な脳血管撮影装置などを取り揃え、的確な診断を支えている。

田辺理事長は脳神経外科のエキスパートで、脳動脈瘤、脳腫瘍などの脳疾患をはじめ、椎間板へルニア、脊柱管狭窄症などの脊椎脊髄疾患治療にも積極的に取り組んでいる。２０２0年に町田脳神経外科へ理事長として就任後、早くも成果が現れ、今や同院には、町田市はもちろん、隣接する神奈川県の相模原市、さらに多摩・武蔵野全域からも患者が訪れるようになった。

また、田辺理事長は24年２月に札幌で開催された「第26回日本脳神経減圧術学会」の会長も務めており、顔面痙撃や三叉神経痛に対する術式「微小神経血管減圧術」の推進者でもある。この手術のために町田脳神経外科を訪れる患者も多い。

患者優先の理念に基づく顕微鏡下での低侵襲手術

「首・背中・腰・足などが痛む症状は、実は神経外科的な原因がある場合も多いのです。末梢神経なのか、脊髄なのか、脳なのか。全身を徹底的に検査して原因を突き止めることで、手術もピンポイントで行うことができます。もちろん、最初から手術ありきではありません。患者さんの病状やライフスタイルを見極め、意思も確認したうえで、適切な治療の選択を心がけています」と田辺理事長。

患者優先の低侵襲手術を推進し、脊椎脊髄手術も、小さな切開創で出血量も少なく、神経をきれいに温存できる顕微鏡下で行っている。体への負担が少ないため、大半の患者は手術後の当日に体を起こして食事ができ、翌日には歩行も可能だ。入院の期間も3〜7日程度と短く済む。

田辺理事長とともに診療にあたるのは、頸動脈、脳血管などの豊富な手術経験をもつ矢吹明彦院長と、脳腫瘍から脊髄疾患まで多分野の手術を行う五島久陽部長。この3人の布陣で、的確な神経外科手術を可能としている。

梅田のクリニックも窓口に東西で診療・手術を実施

田辺理事長は21年、大阪の玄関口・梅田の扇町通りに「梅田脳・脊髄・神経クリニック」を開設。月・水・金曜には田辺理事長が自ら外来を担当している。身近な雰囲気のクリニックながら、３・０テスラＭＲＩ、神経伝導検査装置、筋電図、デジタル脳波計、頸動脈エコーなどの先端機器を導入。脳神経外科（脊髄外科）と脳神経内科のスペシャリストが連携して診療を行う。手術が必要な場合には、田辺理事長が提携する病院で毎木曜に執刀する体制で、22年、23年には約70件※2を実施した。

東の町田脳神経外科、西の梅田脳・脊髄・神経クリニック。田辺理事長の患者優先の思想が隅々まで行き渡った両院には、周辺はもちろん他地域・県からの患者も増えている。関連分野で気になる症状があれば、気軽に訪れて受診してほしい。　
文／飯塚哲

※1 2021年1月〜2023年12月　※2 2022年1月〜2023年12月

町田脳神経外科理事長
梅田脳・脊髄・神経クリニック理事長

田辺英紀

1984年大阪医科大学卒業。北野病院副部長、城山病院病院長、田辺脳神経外科病院病院長を経て現職。日本脳神経外科学会認定脳神経外科専門医

町田脳神経外科　院長

矢吹明彦

1980年順天堂大学卒業。同大学関連病院、上尾中央総合病院脳外科長を経て現職。日本脳神経外科学会認定脳神経外科専門医

医療新聞社
編集部記者の目

歯に衣着せぬ物言いで、医療界の問題にもズバリと斬り込む田辺理事長。エッジのきいた発言には、それを裏打ちするだけの実力と実績があり、そして何より、常に患者と真摯に向き合おうという強い信念を感じさせてくれた。今回の取材で特に印象的だったのは「大きな施設、有名な施設ならいい治療が受けられる、というのは錯覚。特に手術は“誰にやってもらうか”がすごく重要」という話。
「たとえ命にかかわる症状でなくとも、いつ、どういう形で改善させるのか、ある意味で人生哲学的なところまで関わっていかないと、満足いく治療にはならない。そして手術となれば、やはり最高の結果を出さなければいけない。その責任と自信が持てなければ、手術を引き受けてはいけないんです」という田辺理事長の言葉に感銘を受けた。

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