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賛育会病院

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出産後も安心、
お母さんとともに歩みます

産後のサポートもしっかり、子連れ入院にも対応

 幼い赤ちゃんを抱えていると、母親は自身が体調を崩しても受診も、ままならない。

 「先日も産後、重い蕁麻疹にかかったお母さんから相談を受け、赤ちゃんを預かることを伝え、安心して受診に来ていただきました」(福田さん)。赤ちゃんを小児科で預かり、母親の2泊の入院後、親子そろって元気に退院していった。

出産数は33万人以上※1!100年の実績

 産科の第1の特色は豊富な経験だ。キリスト教の精神に基づいて、1918年に創立。産院から産婦人科・小児科を中心とした東京城東区域屈指の総合病院へと発展、地域の信頼を得てきた。

 戦後の最盛期は月700件の出産に対応※2、近年も年間1128件※3と墨田・江東・江戸川区でトップクラスだ。

総合病院として、普通のお産から難産まで幅広く対応

 第2の特色は総合病院であり、地域母子周産期センターでもあることを活かし、産科医と小児科医を常に配置
(夜間は産婦人科医師2名、小児科医師1名)、365日24時間体制で対応にあたる。出産からNICU(新生児集中治療室)でのケア、救急の受け入れも行っている。高齢出産への対応経験も豊富で、先日も46歳の女性が無事に出産した。

40人以上の助産師チームがお母さんを徹底的に支援

 第3の特色は40名以上の助産師が活躍していることだ。助産師ならではのきめ細かなサポートが好評で、「『医師には聞きにくいことでも、助産師には聞きやすい。出産直後、子どもが泣き止まず困っているときも声をかけてくれて、うれしかった』といった感謝の声を、よくいただきます」(福田さん)

本気でお母さんと赤ちゃんのことを考えているから

 第4の特色は母子が必要とするサービスを提供していること。産科で人気のお土産は授乳クッションで、使い勝手がいいと大人気。今後、ニューボーンフォトのサービスも開始予定。

出産後も、子育てに困ったときに病院に泊まり、助産師のサポートが受けられるケアから、在宅医療を受けている子どもを一時的に預かるレスパイト入院まで、本当に必要とされるサービスを提供している。

 「先日、7泊8日で入院したご両親も『リフレッシュできた』と喜んでくださいました」(飯島さん)
 東京スカイツリー水族館と連携し、「クラゲを見ながら」と題した「親子学級」も開催している※4。 

文/岡林秀明

※1 1918年3月~2018年3月 ※2 1941年1月~12月 ※3 2018年4月~2019年3月 ※4 現在は新型コロナウイルス感染症のため休止

看護部 看護科長
助産師

福田 えりか

母子支援室 主任
医療相談員 社会福祉士

飯島 貴代

医療新聞社
編集部記者の目

 賛育会病院は妊娠・出産・子育てに関する教育・啓蒙にも熱心に取り組んでいる。本文でもふれたように近くにある東京スカイツリー水族館と連携し、「クラゲを見ながら」と題した親子学級を開催し、好評を博しているほか、近隣の小学校で「いのちの授業」と題した出前授業を行い、子どもたちに、いのちの大切さ・尊さを訴えている。新型コロナウイルス感染症の影響で現在は中断しているが、再開を望む声も大きい。

Information

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休診日 日曜日・祝日・年末年始(12月30日~1月3日)

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TEL.03-3622-9191 FAX.03-3623-9736

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