• 大阪府

田辺脳神経外科病院

  • 動画あり

脳疾患と脊椎脊髄疾患治療で全国に名を馳せる

脳神経外科だけでなく、脳神経内科の常勤医4名も在籍

「患者第一」の思想が隅々にまで行き渡っている。

「脳神経外科病院ですが、脳神経外科常勤医7名に加え、脳神経内科常勤医も4名在籍しているのが大きな強み。外科と内科が協力してワンチーム治療にあたっています」と田辺脳神経外科病院(大阪府藤井寺市)の田辺英紀院長は力を込める。

 診察室は5室あり、めまいや頭痛、しびれ、首・背中・腰などの痛みを訴える患者に対し、脳神経外科と脳神経内科の医師が一体となって検査・診断にあたる。その後、慎重な意見交換を経て治療方針を決める。

 外科内科単独では、どちらかにバイアスがかかった診断治療になりがちだが、両者が一緒になることで、患者にとって適切な治療を提供することができる。「はじめから手術ありきではなく、患者さんの症状や意思を確認した上で適切な治療方法を選択しています」と田辺院長。脳疾患と脊髄・神経疾患の手術で全国に名を馳せる同病院だが、内科的治療にも定評がある。

  • 安らぎに配慮したクリニックの受付

移動に時間がかからないコンパクトな設計

 検査機器も充実。2020年には2機目のMRIとして高解像度の3・0テスラMRIを導入した。従来のMRIに比べ、画像情報が多く、診断能力も高い。

 しかも患者の動線を配慮して、CT室、MRI室、心電図・頸動脈エコー室、検査室は隣接。廊下を挟んで手術室2室と、脳動脈瘤や頸動脈ステントなどの血管内手術を行う血管内治療室があり、患者は最短距離で移動できる。「救急搬送を積極的に受け入れていることもあり、脳卒中など時間勝負の症例も多い。検査や手術室への移動に時間がかかっては本末転倒です。ひとりでも多くの患者さんを救いたいとの思いから、コンパクトな設計にしました」(田辺院長)。

 ちなみに、南大阪全域、大阪市内から年間に受け入れる救急搬送は2300件以上※。さらに2021年は大阪市内の大病院が新型コロナウイルス感染症対応に追われたことから、これらの病院で対応できなかった脳卒中などの患者も多数引き受け、手術を実施した。救急隊や地域医療機関からの信頼も厚い。

  • 最新の手術機器が導入された2つの手術室を備える

体への負担が少ない顕微鏡下手術を選択

 脳梗塞、くも膜下出血、脳動脈瘤、脳腫瘍、顔面けいれんなどの脳疾患だけでなく、脊椎脊髄疾患の治療に力を入れている。年間600件以上※の手術を手がけているが、そのうち350件は頸椎・腰椎椎間板ヘルニア、脊柱管狭窄症など脊椎脊髄疾患の手術。これらの疾患は整形外科の対象であると思われているが、「首・腰が痛い」「動けない」といった症状は実は神経外科的な症状であることが多い。

 同院の脊椎脊髄手術は顕微鏡下で行っている。切開創が狭く、出血量も少ないうえ、神経をきれいに温存できる。低侵襲で、患者は手術当日に体を起こして食事ができ、翌日からは歩行が可能。入院期間も3~7日と短い。

※2021年1月〜12月

田辺脳神経外科病院 院長
梅田 脳・脊髄・神経クリニック理事長

田辺 英紀

たなべ・ひでき●医学博士。1984年、大阪医科大学卒業。病院長として、南大阪地区の脳神経外科医療の発展に大きく寄与。日本脳神経外科学会認定脳神経外科専門医。

医療新聞社
編集部記者の目

 田辺脳神経外科病院の田辺英紀院長は、いつお会いしても精力的で、エネルギッシュ。筋肉質の体で、いかにもスポーツマンといった風情を感じたので、「なにかスポーツをなさっておられるんですか」と尋ねたところ、「サーフィンです」と即座に返ってきた。サーフィンを楽しむためには良い波が必要不可欠だ。最適な波を求めて、海外も探訪。近年ではインドネシアでサーフィンを楽しんでいる。

Information

田辺脳神経外科病院

〒583-0014
大阪府藤井寺市野中2-91

TEL:072-937-0012

【診療科目】脳神経外科・脳神経内科

【診療時間】9:00~12:00/14:00~16:00

【休 診 日】土・日・祝
●救急・急患は年中無休24時間受付



田辺脳神経外科病院 分院
梅田 脳・脊髄・神経クリニック



〒530-0051
大阪府大阪市北区太融寺町3-24
日本生命梅田第二ビル1階
【診療科目】脳神経外科・脊髄外科・脳神経内科
TEL.06-6312-0011

【診療時間】月~金9:00~12:00/15:00~18:00
【休診日】土・日・祝

田辺脳神経外科病院
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