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医療法人社団明芳会

横浜新都市脳神経外科病院

  • 動画あり

急性期治療から回復期ケア、
予防に至るまでチーム医療で
脳卒中に全力で立ち向かう

24時間365日急患の受け入れに対応

 急性期の脳卒中治療は、まさに時間との戦い。可能な限り迅速な処置が患者の生命を守り、予後の改善につながる。横浜新都市脳神経外科病院では、24時間365日、脳卒中の救急患者の受け入れに対応している。患者の搬送から治療開始まで60分以内が理想とされているが、同病院では中央値30分台と大幅な時短を実現した。もちろんこの実績は、森本将史院長をはじめスタッフ全員の大変な努力によって達成されたものである。

 中でも特筆すべきは、アキュートストローク委員会の存在だ。医師だけでなく看護師から事務員に至るまで、治療に関わる全スタッフが参加し、すべての症例について事細かに検証を行う。さらに症例のサンプルを設定して模擬訓練を定期的に行っている。

「医師のみならず治療に関係するスタッフ全員が、一秒でも早く患者を治療しようという高い意識を持たなければ、これだけの時間短縮は達成できません」と森本院長は力を込める。

 またリニューアルされたカテーテル治療室は、画像の鮮明度が格段に向上した上に、CTやMRIを介さずにカテーテルによる検査で患部の状態を確認できる機能が備わっている。これにより、さらなる時短が期待できる。

  • カテーテル治療室
    リニューアルされ、解像度も検査精度も大きく向上した

開頭手術かカテーテル治療か患者の状態によって選択

 脳卒中の治療には、大きく分けて開頭手術とカテーテルによる血管内治療がある。どちらも適応できる医療機関はそう多くはない。同院に所属する脳神経外科医は、全員両方の技術を備えている。

「病変の部位、動脈瘤の形状、年齢や健康状態など、患者さんごとに条件が当然変わってきます。さまざまな条件をトータルに考慮して、より安全性が高いと判断される治療法を適用します」と森本院長は語る。

 くも膜下出血の治療においても、患者負担の少ないとされる血管内コイル塞栓術と従来の開頭クリッピング術を、患者の状態に合わせて選択している。

  • 脳動脈瘤コイル塞栓術
    瘤にコイルを詰めて血流を止める
  • 開頭クリッピング術
    開頭し、瘤の根元をクリップで挟み、 血流を止める

 くも膜下出血の原因となる未破裂脳動脈瘤への治療については、全国でも対応している医療機関の少ないフローダイバーターステント治療を施行するなど、新しい治療法の導入にも意欲的。これは脳動脈瘤のある正常血管に特殊な網目構造のステントを置くことで、脳動脈瘤への血流を抑制できる術式である。



  • フローダイバーターステント治療
    (左)脳動脈瘤のある位置に(中)網目の細かいステントを留置する(右)瘤へ流入する血液量が減少し、徐々に血栓化することで破裂を防ぐ

急性期から回復期へシームレスな治療体制

 同院では脳卒中の集中治療室が21床あり、国内有数の規模を誇る。ここで手厚い治療を行ったのち、64床の回復期病棟へ患者を移す。一人の患者に対して急性期から回復期に至るまで、同じリハビリチームで継続して対応するケースも多く、患者の早期自立を図っている。

 治療からリハビリまで、同院の強力なチーム体制は今後も発展し続けるだろう。

  • 脳卒中ケアユニット21床は全国有数の規模
  • スタッフも設備も充実したリハビリ環境

院長

森本 将史

日本脳神経外科学会
認定脳神経外科専門医
日本脳神経血管内治療学会認定
脳血管内治療専門医

Information

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【診療科目】脳神経外科、整形外科、内科、循環器内科、リハビリテーション科、麻酔科(里見憲昭/三村大悟)

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【休診日】土曜日午後、日曜日・祝日 ※救急は24時間受付

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TEL. 045-911-2011 (代表)

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