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医療法人社団 慈誠会

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運動と栄養管理の必要性を訴え、
要介護の予防に尽力

高齢化社会にはサルコペニア対策が急務

 高齢化社会では要介護者の増加が問題視されている。

「要介護を増やさないよう、加齢に伴い筋肉がやせ細るサルコペニアの予防改善が有効」と語るのは小林龍生医師だ。防衛医科大学校リハビリテーション部教授、埼玉県リハビリテーション医会会長、日本リハビリテーション医学会理事を務め、現在は防衛医科大学校名誉教授、慈誠会リハビリテーション統括センター長としてサルコペニア対策に尽力している。

「高齢者は筋肉がしっかりすると、独立して生活できます。筋肉からは動脈硬化や認知症になりにくくする物質が出ており、健康にもなります。タンパク質の意識的な摂取と運動が大切です。私が会長を務めた第47回日本運動療法学会のテーマも『高齢化社会への対応、サルコペニアに対する運動療法、栄養管理』としました」

 要介護の予防にも言及する。

「サルコペニアの改善により、転倒による骨折が減り、病気にもなりにくく、合併症も少なく改善が早まります。栄養士や理学療法士の予防への取り組みも必要でしょう。先の日本運動療法学会で特別講演をされた神奈川県黒岩知事が考案した未病指数も採用し、まずは慈誠会から予防の気運を高めたいですね」

慈誠会リハビリテーション
統括センター長

小林 龍生

こばやし・たつお●1981年 慶應義塾大学医学部卒業。東京専売病院副部長、防衛医科大学校病院リハビリテーション部教授を経て、2021年に防衛医科大学校病院リハビリテーション部名誉教授および現職に就任。

医療新聞社
編集部記者の目

 今診ている患者の多くが80歳代の後半から90歳が中心という小林龍生医師。穏やかな物腰と口調でサルコペニアという疾患を解説する、そのふるまいは、多くの高齢患者に安心感を与えているはずだ。
「みんな異口同音、これからの高齢化社会を考えたら、サルコペニア対策が重要と言います。しかし、実際に医学生の中で、サルコペニアに興味持っている人はわずかですよ」と苦笑いする。
 「サルコペニアを改善すれば、高齢者の健康寿命が長くなり、介護年数の減少も期待できます。高齢でも、より健康に生活するための栄養と運動を指導していきます」
 今後、サルコペニアの情報および対策を慈誠会から発信していくという。

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〒174-0071 東京都板橋区常盤台4-36-9
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2022年8月1日開院

● 練馬駅リハビリテーション病院 (150床)
〒176-0001 東京都練馬区練馬1-17-1 TEL.03-3557-2611

● 慈誠会徳丸リハビリテーション病院 (106床)
〒175-0083東京都板橋区徳丸2-8-20 TEL.03-3934-1661

● 東武練馬中央病院(リハビリテーション29床)
〒175-0083 東京都板橋区徳丸3-19-1 TEL.03-3934-1611

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