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医療法人全医会グループ

あいちせぼね病院・あいち腰痛オペクリニック

  • 動画あり

腰椎椎間板ヘルニア 脊柱管狭窄症 脊椎圧迫骨折
患者目線で絶えず進化する
脊椎の低侵襲手術を提供

患者視点を重視した 低侵襲手術へのこだわり

 脊椎外科専門病院として腰椎椎間板ヘルニアなどの低侵襲手術で国内トップクラスの症例数を有する医療法人全医会グループ。2007年のあいち腰痛オペクリニックの開院から毎年手術件数を伸ばし続け、10年後の17年には、あいちせぼね病院を新設。手術室を倍増するなど、より多くの低侵襲手術のニーズに応えられるよう医療体制を強化した。これまでの脊椎疾患の手術件数は17000件(07年~20年3月累計)を超える。国内はもとより海外からの患者も訪れる同院には、患者視点を重視した脊椎の低侵襲手術へのこだわりと、世界を牽引する高度な医療技術が基盤として存在する。

 伊藤不二夫理事長は、30数年前、40㌢もの大きな切開が必要な椎間板ヘルニア手術を受け、4カ月の入院を余儀なくされた。腰痛専門医であった伊藤理事長は「この辛い体験を患者にさせてはならない」という強い想いから「身体に優しい・短期入院・小切開・早期社会復帰」をコンセプトに内視鏡を用いた低侵襲脊椎手術をいち早く導入。以来、先進医療機器の導入や開発、国際的な脊椎の医療技術の向上にも努めている。

 患者は保存療法で痛みが取れず、手術を目的に全国の医療機関から紹介されてくるケースが多いという。「腰椎椎間板ヘルニア」「脊柱管狭窄症」「脊椎圧迫骨折」の3つの脊椎疾患を中心に低侵襲手術を提供する。

  • 腰椎椎間板ヘルニアの低侵襲手術PELD

早期復帰が期待できる 低侵襲ヘルニア治療

 全体の手術数の40%を占める腰椎椎間板ヘルニア手術では経皮的内視鏡下ヘルニア摘出術(PELD)が行われる。従来、5㌢程度皮膚切開が必要で、筋肉を剥がし骨も削るため、侵襲も大きく2週間の入院が必要だった。PELDは内視鏡を使用して手術を行い、骨を削らず極細の操作管でヘルニアだけを摘出する。局所麻酔で患者との会話も可能なため安全性が高まる。当日の歩行や、翌日に退院することも可能だという。

16年に導入された仙骨内視鏡下腰椎ヘルニア摘出術(SELD)は日本ではじめて同院で施術された。尾てい骨の先の穴から直径3㍉の操作管を挿入しヘルニアをレーザーで焼いたり、鉗子で摘出したりする。「SELDは小さなヘルニア専用ですが、直径3㍉は次世代のサイズと考えています。現在、機器の改良を進めているところで、色々な術式に応用できれば、さらに低侵襲となります。たとえばPELDで使用する直径6㍉は、術後傷口を1縫合しますが、3㍉ならば絆創膏を貼るだけで傷は塞がります」と伊藤全哉院長は低侵襲手術のさらなる可能性を示唆している。

  • PELD術後は6㍉切開を1縫合する
  • 直径3㍉のSELDは絆創膏を貼るのみで終了

脊柱管狭窄症、圧迫骨折の 手術も低侵襲で実施

 脊柱管狭窄症では経皮的内視鏡下脊柱管拡大術(PEL)が行われる。直径8㍉の操作管の中に鉗子を挿入し狭窄部位を治療する。肥厚した黄色靭帯や骨を削り取り、圧迫されていた神経をもとの状態に戻す。これまでは大規模な手術が必要で2週間の入院を要していたが、1~2泊の入院で退院することも可能だ。

 骨粗鬆症などによる脊椎圧迫骨折には推体増幅形成術が行われる。2㍉の針を圧迫骨折内に差し込み、メッシュ袋内に骨セメントを注入する。従来法は背中に2つの穴をあけて注入するが同院では1つで済む。骨セメントも、より骨に近い素材に改良し、骨芽細胞への骨増殖能を促進している。

 首の骨や軟骨の異常によって起こる頚椎椎間板ヘルニアには、経皮的内視鏡下頚椎ヘルニア摘出術(PECD)が行われる。首前方から5㍉の小切開で経皮的に内視鏡を挿入し、直接ヘルニアを摘出する世界最小の手術で、日本では唯一、同院で施術されている。

 「脊椎手術には難易度が高いものが多く含まれており、全ての症例に対応するには高度な技術と豊富な経験が必須です」と伊藤不二夫理事長。同院には脊椎に精通した専門医12名が在籍。全員で画像と診断内容を討議し、合議制で治療方針を決定する。世界から200名が集結する国際内視鏡学会を毎年開催するなど、国際的な技術交流も盛んだ。専門医の叡智とMRI4台、CT2台、6つの内視鏡専用手術室という高度な医療環境下で、スピーディーかつ高精度な低侵襲手術を提供する。また、日本脊椎脊髄ドック協会を立ち上げ、脊椎疾患の早期発見・治療に向けた活動にも尽力している。患者目線で絶えず進化する脊椎専門の医師集団。これからも低侵襲手術の快進撃は続く。

  • 脊椎に特化した低侵襲手術を提供する12名の医師たち

理事長

伊藤 不二夫

いとう・ふじお●名古屋大学医学部卒業。国立名古屋病院、中部労災病院などを経て、2017年あいちせぼね病院を開設。藤田保健衛生大学元客員教授、中国鄚洲大学附属病院現客員教授。

院長

伊藤 全哉

いとう・ぜんや●名古屋大学医学部卒業。EMORY SPINE CENTER(アトランタ:米国)などを経て、名古屋大学医学部附属病院整形外科助教に。2017年あいちせぼね病院院長に就任。

医療新聞社
編集部記者の目

長年、伊藤不二夫理事長がこだわり続けてきた脊椎の低侵襲手術。そこに大学病院で高度先進医療の研鑽を積んだ伊藤全哉院長の技術が融合した。低侵襲と高度先進医療を擁する同院に脊椎疾患に関しての死角はない。世界初の術式、オリジナルの内視鏡、さらに海外の医師を招聘して行われる技術交流会など、世界に向けて発信されるさまざまな技術や取り組みを目の当たりにした。国内外から集まる患者のほとんどが、これまでに何らかの治療を受けてきた人たち。同院は国籍を問わず脊椎の痛みに苦しむ人の「最後の砦」として、これからも多くの患者を支え続けていくだろう。

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