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医療法人社団心癒会

しのだの森ホスピタル

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ホリスティック医療を軸に、
身体とこころ、尊厳を癒す

心身のリズムや前向きな姿勢を取り戻す

ストレス社会といわれる現代、心身のリズムを崩し、こころの病気にかかる患者が少なくない。「まずはゆったりとした時間の中で心身を癒し、自分のリズムを取り戻すことが大切です」。そう話すのは、こころの診療のエキスパート、しのだの森ホスピタルの信田広晶理事長である。

 同院では薬物療法などの西洋医学にカウンセリング、心理療法、自然療法などを柔軟に組み合わせ、患者の自然治癒力を高めるホリスティック医療を実践。うつ病や適応障害をはじめ、幅広い患者を受け入れている。「こころの病気の方には、自尊感情が低下しているケースが珍しくありません。そこで自らの長所や大切にしている事柄などを再確認し、自分らしさや前向きな姿勢を取り戻す心理的アプローチに力を入れています」と信田理事長は説明する。またアサーションという、相手の考えを尊重しながら対等に自己主張するスキルなど、コミュニケーション能力の向上に特化したプログラムも積極的に取り入れている。

 復職のサポートに重点を置き、その準備段階として、リワーク準備入院を提供しているのも特徴的だ。自然に囲まれた心身に優しい個室の環境では、障子越しの柔らかな光で目覚め、落ち着いた時間を過ごして睡眠・生活リズムを整えることができる。その上で臨床心理士のサポートのもと、モチベーションを徐々に回復。また自分の特徴や弱みを振り返り、体調を崩した原因を分析して再発を防ぐイメージも築いていく。「その人の生活や人生まで診る」を信条とする、信田理事長らしい取り組みだ。


 新型コロナウイルスの感染拡大に伴う患者増にも、信田理事長は危機感を募らせているという。「IT化を背景に、現代人は常に緊張を強いられ、安心して過ごしにくい環境にあります。そこに自粛生活やテレワークが重なり、人と接する機会が減って孤立感が不安や不信を招くケースが目につきます。人間には人との絆が絶対に不可欠なのです。悩みがあれば一人で抱えこまず、ご相談いただければと思います」。その患者想いの姿勢が、多くの心を癒すに違いない。

理事長

信田 広晶

しのだ・ひろあき●東邦大学医学部卒業。東京女子医科大学病院勤務などを経て現職。

医療新聞社
編集部記者の目

コロナ禍に伴い、うつ病と始めとした精神疾患に悩む患者が増え続けている。信田理事長はそうした状況を、「社会全体のデジタル化が進行し、人が人に対して安心できない、信頼できない環境となっていることが問題の根底にあると思います」と指摘する。人と人の絆、コミュニケーションの在り方が問われる時代。孤立無援な精神状態になる前に、悩みがあれば医療機関を受診したい。

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