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医療法人社団サンセリテ

三浦病院

在宅診療・訪問診療の
サポート拠点として
緩和ケア機能を強化

外来通院、訪問診療、緩和ケア病棟が3本柱

 埼玉県富士見市の「関東のへそ」ともいうべき田園地帯に三浦病院は建つ。外来通院、訪問診療、そして県内屈指の病床数を有する緩和ケア病棟(入院)を3本柱として、患者の状態、事情、意思に応じて、さまざまな診療形態を提案する。

 もともとは肝臓がんの動注化学療法に定評のある病院だったが、2015年2月、緩和ケア病棟を設置し、大きく緩和ケアに特化した病院へと、かじを切った。

 21年4月、緩和ケアの病床33床を54床へと拡充。15年時点では常勤医師は2名だったが、現在は頭頸部、呼吸器、消化器(肝胆膵)、乳腺の4名の常勤医師がそろい、原則どの種類のがん患者でも受け入れている。病床を54床に拡充したことで、緊急性のある入院にも余裕をもって対応できる。

 通院や在宅医療から入院へ、あるいは入院から通院や在宅医療への切り替えにも柔軟に対応している。他の医療機関にも門戸を開放。 「通院や訪問診療の方の多くは何かあったときに入院できない状況だと不安を覚えるといいます。24時間365日、お待たせすることなく、患者さんを引き受けることができます。他の医療機関を利用されている場合であっても、在宅診療・訪問診療のバックアップ拠点として、緊急入院やレスパイト入院にも対応しています。可能な限り、ご自宅での生活が続けられるよう支援しています」と三浦病院副院長の菊岡修一医師は話す。

痛みのケアの経験生かし、がん患者の相談場所に

 もうひとつ、三浦病院が力を入れているのは地域のがん患者の相談場所となることだ。地域医療機関と連携し、たとえば苦痛で抗がん剤治療を中断した患者を受け入れ、再開できる状態まで改善させるなど、痛みの治療とケアの経験豊富な同病院ならではの役割を発揮している。「治療中に生じた悩みをすぐに相談できる身近な病院でありたい」と菊岡医師。関東のど真ん中で、「頼りになる病院」を目指す。

文/岡林 秀明

副院長

菊岡 修一

きくおか・しゅういち●医学博士。千葉大学医学部卒業、千葉大学医学部附属病院、厚生労働省健康局がん対策推進室、独立行政法人国立病院機構東京医療センター総合内科、昭和大学横浜市北部病院緩和医療科講師などを経て現職。

医療新聞社
編集部記者の目

 三浦病院は病院経営的にも注目すべき点が多い。最も大きな意思決定は2015年、緩和ケアに特化した病院へと大きく、かじを切ったことだ。高齢化などを背景に緩和ケアに対するニーズは年々強くなり、三浦病院も順調に発展。21年、病床を54床へと拡充し、「緩和ケアなら三浦病院」といわれるまでになった。こうした戦略を立案し、実行してきたのが菊岡修一副院長。知と情と技を兼ね備えた、新しいタイプのリーダーシップを示した。

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