• 東京都

あけぼの診療所

在宅輸血や腹水穿刺など
高度な医療技術で
患者さんの不安と負担を減らす

さまざまな診療面の不安をいつでも相談できる

 退院後に処方薬を誤って多く飲んでしまったとき、体調がいつもと違って不安なとき、どのような選択肢があるだろうか。在宅医療を受ける患者なら、24時間365日、電話でかかりつけ医に相談できる。「これこそが在宅医療の一番のメリットです」と新宿区・あけぼの診療所の下山院長は語る。もし医師が重篤と判断すれば、ただちに往診に向かう。

 同診療所は2017年に開院。末期がん、慢性心不全、認知症など疾患も年代もさまざまな患者に対応し、月に約500人※1の訪問診療を行っている。患者のあらゆる不調に対応できるように、心身の病状を広く診るのが特徴。在宅輸血や腹水穿刺をはじめ、高度な医療技術を有する。

 中でも在宅輸血は年間400件※2を数える。例えば赤血球製剤の場合、病院では副作用防止が目的の交差適合試験を輸血当日に行うため、患者は長時間待つ必要がある。対して在宅輸血なら、前日までに採血と交差適合試験を終わらせることで、当日30~45分の輸血を受けるだけで済む。輸血中は医師が日々の様子について話を聞きながら、患者のそばで経過を診るようにしている。

  • 医療関係の国家資格を持つスタッフとチームで診療に向かう

どんな患者でも断らずに受け入れる

 患者やその家族とのコミュニケーションはすべて記録する。医師、スタッフで情報共有を徹底し、信頼を得ている。

 1日7台の診療車が稼働、少なくとも50人、多いときは100人を訪問する※3。「重症の方や複雑な疾患背景の患者さんであっても、一度も在宅医療の依頼を断ったことはありません」と下山院長。同診療所は22年3月に600㎡の規模へとリニューアルし、さらなる飛躍を目指す。

※ 1 2021年8月現在 ※2 2020年1月〜12月 ※3 2021年8月現在

文/高橋 美森

院長

下山 祐人

しもやま・ゆうじん●2004年、東京医科大学卒業。湘南鎌倉総合病院、東京女子医科大学病院などを経て、医療法人社団焔やまと診療所に在宅医として勤務。15年、中央大学大学院戦略経営研究科戦略経営専攻(MBA)修了。17年、あけぼの診療所を開設。日本循環器学会認定循環器専門医。

医療新聞社
編集部記者の目

 勤務医時代、在宅医療に携わるうちに「お医者さん次第で患者さんを自宅で守ることができる」ということに思い至り、あけぼの診療所を開業した下山院長。開業の前に大学院に行き、MBAを取得したという行動力に驚いた。医師と経営者の目線の両方を兼ね備えていることが、在宅輸血などの医療行為の充実や計画的な医学管理、スタッフのマネジメントなど、多方面に活きているのだと感じた。

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あけぼの診療所

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