• 埼玉県

医療法人敬樹会

ながくらクリニック

  • 動画あり

地域医療機関と連携し
重症患者を中心に
24時間いつでも迅速対応

フットワーク軽く高度な医療の提供を目指す

 2014年、在宅医療を中心にさいたま市に開院した、ながくらクリニック。末期がん患者など通院困難な患者を積極的に受け入れる。患者の不安を軽減するため、24時間365日、医師に直通の電話番号を用意し、何かあったときは「まず現場に向かう」スタイルを貫く。入院中と同じ様に、患者が痛みに合わせてボタンを押して、鎮痛薬などを調整しながら投与できる携帯型精密輸液ポンプを11台整備する。胃ろう・経鼻・在宅酸素・在宅中心静脈栄養(IVH)にも対応するなど、高度な医療の提供を目指す。緊急時には近隣の指扇病院と連携し、速やかに入院できる体制を整えている。

 20年、コロナ禍の影響により、面会制限の病院が増えるとともに同院の看取り件数は前年154人から208人へと急増した※。「家族の顔を見ながら自宅で最期を迎えたい方は増えたと思います」と長倉芳樹院長は話す。

  • 一人ひとり丁寧に診察し、患者の不安を和らげる

スムーズな連携で患者の不安を取り除く

 「糖尿病」や「循環器系」など専門の異なる医師による3人主治医体制でルートを交互に巡回しながら訪問診療を行い、全員が患者と面識を得ることで、なじみのある医師が緊急時に往診し、不安を取り除くことを目指す。診療内容を電子カルテで共有し、1人で抱え込まず3人で対応できるのも同院の強みだ。診療後は訪問看護ステーションに報告し、チーム連携に努めている。

 「在宅医療は迅速に丁寧な診療を続けることで、喜ばれる仕事です。患者さんとそのご家族が幸せな生活を送れるよう、活動拠点、スタッフを増やし、さらなるサポートに尽力したいです」と長倉院長は話す。

※2019年、2020年ともに1月~12月

文/五十嵐 幸司

院長

長倉 芳樹

ながくら・よしき●2006年宮崎大学医学部卒業。町田市民病院を経て、2014年 ながくらクリニックを開院。日本糖尿病学会認定糖尿病専門医

医療新聞社
編集部記者の目

 「まず現場に向かう」スタイルをとり、24時間いつでも医師直通の電話番号を用意していることに驚いた。一見シンプルながら、容易なことではない。患者にとっては非常に心強い。長倉芳樹院長の情熱からくるクリニック全体の在宅医療への姿勢に感服した。「在宅医療は人に喜ばれる仕事です。一緒に働いてくれる仲間を募集しています」と長倉院長。スタッフからも充実感が溢れ、自分も働いてみたいと感じた。

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