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シミズ病院グループ 医療法人 清仁会

洛西シミズ病院
回復期リハビリテーションセンター

リハビリロボット積極活用で機能回復を目指す

関西有数1300平方㍍のリハビリエリアで治療

 シミズ病院グループでリハビリテーションの中核を担うのが洛西シミズ病院だ。2016年4月に回復期リハビリテーションセンター(病棟100床)を増設。入院後の早期から理学療法・作業療法・言語療法を行い、日常生活動作(ADL)の向上に努めている。

 同センターには関西有数の1300平方㍍もの広さを持つリハビリエリアがあり、免荷歩行装置では15㍍の直線距離を歩ける。リハビリテーション科副部長の桐谷奈央子医師は「長さ広さを生かしてダイナミックなリハビリができるので、治療効果につながっています」と話す。リハビリ室は明るく開放感があり、リハビリ意欲を増進させる効果も期待されている。

 リハビリロボットなどの支援器具も積極的に活用。歩行アシストロボットは、重症患者でも初期段階から自然な歩容で歩き方を練習でき、映像やデータをもとに体重移動や足の使い方の改善につながるという。また上肢用ロボットは画面の目標に沿って腕を乗せたアームを動かし、機能の改善を図る。これらの取り組みは、どれだけADLが向上したかを数値で表した実績指数や在宅復帰率といった数字にも明確に現れている。

 「これからはますますオーダーメードなリハビリが必要とされます。例えば畑仕事には、しゃがんだり、不整地を歩いたりする訓練が必要です。実際に自転車に乗る訓練も行っていますし、自動車の運転再開は教習所と連携してサポートしています」と桐谷医師は、患者に寄り添ったリハビリを第一に考えている。

  構成/五十嵐幸司

  • 歩行アシストロボット
  • 上肢用ロボット

リハビリテーション科副部長

桐谷 奈央子

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