• 広島県

東広島記念病院

  • 動画あり

最新治療と豊富な経験で、リウマチ治療を諦めない

記念病院の歴史は日本のリウマチ治療そのもの

 東広島記念病院(広島県東広島市)の歩みは日本のリウマチ治療の歴史そのものだ。今やリウマチ治療の第1選択肢となったメトトレキサートも国内認可以前に導入し、大阪大学による日本初の生物学的製剤開発時には治験に協力した。海外のトレンドに精通する最新の知見と豊富な経験に基づく医療を提供していることから県内だけでなく、島根、山口、愛媛など近県からの受診者も多い。月間受診者数は延べ3143人※1を数え、県内2カ所※2にサテライトクリニックも設置する。8名のリウマチ治療のエキスパートが在籍し、院内でセカンドオピニオンができるのも特長。

「早期の診断・治療が大切。神経痛や更年期障害、膠原病などと紛らわしく、判定の難しいケースでも長年の多くの経験に基づき診断・治療します。少しでも関節に違和感があれば、お気軽に受診ください」と山名二郎理事長は呼びかける。

 治療薬は患者の経済面にも配慮し、メトトレキサートを中心とした安価な薬剤を基本に処方。「ピアノを弾きたい」といった要望があり必要であれば、生物学的製剤やJAK阻害薬も検討・併用する。患者一人ひとりの症状・希望・生活状況に合わせ、薬の選定、処方量、頻度を調整するテーラーメード治療を実践している。

開院以来、約30年間通い続ける患者も

 治療薬が適合しないケースでも、蓄積した知見を基に別の選択肢を提示。使える抗リウマチ薬・治療法をフル活用し、決して治療を諦めない。

「リウマチ治療は大きく進歩し、多くの方が症状のない寛解を目指せる時代。合併症が多い、免疫抑制がうまく機能しないといったケースであっても、柔軟に対応し、日常生活が取り戻せるよう全力で取り組みます」と山名理事長の言葉は力強い。

 治療法が十分発達していなかった開院時(1994年)から通い続ける患者もいる。約30年の間で進行した症状、合併症や加齢による機能低下などに悩む方の治療から介護面までフォローする総合的なケアで、東広島記念病院は地域医療を守る。

※1 2020年4月~2021年3月平均
※2 リウマチ・内科・銀山町クリニック(広島市中区幟町)、大野健診センター内リウマチ膠原病科(廿日市市大野)

理事長・副院長

山名 二郎

日本リウマチ学会
認定リウマチ専門医
日本内科学会認定
総合内科専門医

院長

岩橋 充啓

日本リウマチ学会認定リウマチ専門医
広島大学医学部臨床教授

医療新聞社
編集部記者の目

関節リウマチ治療の黎明期から治療を続ける東広島記念病院。同院は、徹底した患者目線を貫いている。患者それぞれの症状に合わせた薬の選定はもちろん、メトトレキサートや生物学的製剤など現在主流の薬物が使えない状態でも、蓄積したノウハウを元に、さまざまな治療法を駆使し、治療を諦めない。理事長・副院長の山名二郎医師は穏やかな口調のなかに、みなぎる情熱を感じた。30年近く通い続ける患者もいるほど、地域からの信頼は厚い。

Information

東広島記念病院

ホームページ

【診療時間】 
月・火・水・金 8:45~12:30/14:30~18:00
木 8:45~12:30
土 8:45~12:30/14:00~17:00
(平日午前・土午後は予約制)

【休診日】木午後・日・祝

〒739-0002
広島県東広島市西条町吉行2214

TEL.082-423-6661

東広島記念病院 紹介動画