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治療にかける情熱と患者への
強い責任感を胸に、研鑽を重ねる

【穴吹整形外科クリニック 穴吹 弘毅先生】


穴吹整形外科クリニック
 
院長
あなぶき・こうき
穴吹 弘毅 先生
 
【経歴】1994年、自治医科大学卒業。同年、大分県立病院研修。98年、自治医科大学研修。その後数カ所の病院勤務(整形外科部長職)を経て、09年から現職。日本整形外科学会認定整形外科専門医、日本東洋医学会認定漢方専門医など。

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患者のためにできることは何でもするという姿勢

 穴吹弘毅院長は保存的治療を含めた脊椎脊髄疾患の治療に精通し、腰痛などの痛み・脊椎脊髄障害の治療に尽力してきた。穴吹院長は「一人ひとりの患者にとことん責任を持つこと」を何よりも重視していると話す。「自分がこの患者さんを治せなかったら誰が治すのか、と自問して自らに責任を課し、治療について徹底的に考え抜くことが大切。それが手術時の集中にもつながります」
 
 こうした姿勢は自治医科大学を卒業した後の、10年にわたる地域医療の経験で培われたという。穴吹院長は当時、一例でも多くの手術に携わって技術を磨こうとひたむきに励んでいた。村の診療所長として2000人程の村民を医師1人で支えた時には、手術が必要な患者は市中病院に搬送し、自らも2時間かけて移動して手術に加わった。「ただ、型どおりの治療では治癒しないケースも多く、治療の選択肢を増やすために、新たな保存的治療に着目しました」。穴吹院長は後屈運動などで腰痛の改善を目指すマッケンジーエクササイズを導入。ニュージーランドでの国際マッケンジー学会にて発表した経験を持つ。マッケンジー氏と出会い、同治療を取り入れた腰痛治療の書籍の出版を行っている。それが後屈を禁忌としていた当時の日本の腰痛治療に対する新しい流れの転換点となった。
 
 漢方治療も取り入れ、当時、マイナーであった漢方治療を積極的に腰痛治療に導入した。西洋医学の学会で漢方に関する論文を発表することは当時、画期的であった。「いつの間にか、患者さんのためにできることを何でもしたいと考えるようになりました」。そう微笑む穴吹院長から、治療にかける情熱と患者への強い責任感が伝わってきた。

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