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患者が積極的に治療に取り組める環境を心がけ、
豊富な経験を生かした 人工膝関節置換術を実施

【埼玉協同病院】 (埼玉県川口市)

埼玉協同1
医療生協さいたま生活協同組合
埼玉協同病院
 
整形外科副部長 桑沢 綾乃
くわさわ・あやの●2000年 東京女子医科大学 医学部卒業、08年 埼玉協同病院勤務。日本整形外科学会認定整形外科専門医、日本リウマチ学会認定リウマチ専門医ほか。
 
 

靭帯のバランスを整え可動域やADL向上を目指す

術中靭帯バランスも計測しながら正確な手術を実践

術中靭帯バランスも計測しながら正確な手術を実践


 高齢の女性を中心に患者数が多く、QOL(生活の質)を低下させる変形性膝関節症。埼玉協同病院は、重症例への人工膝関節置換術に注力し、年に250件以上と多くの症例に携わっている。手術を手がける桑沢綾乃医師は豊富な経験を持ち、全国の若手人工関節医の指導にもかかわってきた、実績ある医師だ。「正確な骨切り、人工関節の設置はもちろん、膝の靭帯バランスを追求し、手術したことを忘れる位安定した膝を目指しています」と、全症例に柔軟に対応できるよう、関節の一部を残す単顆型や、前十字靭帯を残す最新機種も含め、豊富な種類の人工関節を用意。手術の精度を高めるナビゲーションシステムなどの最新技術も積極的に活用する。丁寧な手術手技には定評があり、術後の出血・腫れも少なく、さらに可動域の障害となる骨棘も的確に切除するため、自転車に乗れ、日常生活に困らない動きが可能になるという。
 
明るく、前向きにリハビリに取り組める環境を心がける

明るく、前向きにリハビリに取り組める環境を心がける


 また、術後の可動域やADL(日常生活動作)の獲得にはリハビリも大きく関わってくる。それだけに患者が前向きに手術、さらにはリハビリに臨めるようにも配慮してきた。「変形性関節症は悪化すれば歩くことも辛くなります。手術は怖いと思いますが、『新しい痛みのない足を手に入れられる!』と前向きに捉えて頂きたいのです」と桑沢医師。スタンプカードや共通の散歩時間など、患者が明るく楽しく、自主的にリハビリに取り組める入院環境を作るのもその一環だ。もちろん、そのためには術後の痛みを抑えることが前提であり、神経ブロックを応用した独自の工夫や、術中・術後のさまざまな除痛対策を行ってきた。
 
 「傷が目立たないよう、女性の目線で縫合の綺麗さにもこだわってきました」と、桑沢医師は細かなところまで満足度を高める努力を欠かさない。そのさまざまな配慮が地域住民に評価され、口コミで多くの患者が訪れている。

Information
埼玉協同2
〒333-0831 埼玉県川口市木曽呂1317番地 
TEL.048-296-4771 FAX.048-296-7182
【診療科目】整形外科を含め18科
【受付時間】月〜金 8:10〜11:20(土は予約のみ)
【休診日】土(第2)・日・祝
http://kyoudou-hp.com/
 
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