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国内でも数少ない眼窩を診られる施設として
バセドウ病の眼球突出に負担の少ない手術を提供

【新前橋かしま眼科形成外科クリニック】 (群馬県前橋市)

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新前橋
かしま眼科形成外科クリニック

 
院長・医学博士 鹿嶋 友敬
 
かしま・ともゆき●群馬大学医学部附属病院眼科、伊勢崎市民病院を経て、07年に聖隷浜松病院 眼形成眼窩外科へ国内留学。09年に、群馬大学医学部附属病院にて眼形成外来を開設。12年、群馬大学医学部附属病院眼科助教、15〜16年、カリフォルニア大学ロサンゼルス校へ留学。17年4月より現職。10年〜14年にアジア太平洋眼形成学会理事を務める。
 

眼窩の手術ができる数少ない施設の1つ

若い女性に多い甲状腺疾患として知られているバセドウ病。症状は、「動悸」「疲れやすさ」など幅広いが、そのうち見た目に関するものとして広く知られているのが「眼球突出」だ。他の症状は治療法の進歩によって抑えられるようになったが、眼球突出に関しては十分な改善が見込めず、容姿の変化に悩み続ける人が多い現状にあった。この治療に特化した医療機関として、2017年4月に開院したのが、新前橋かしま眼科形成外科クリニックだ。
 
「バセドウ病では、全体の4分の1くらいで眼球突出の症状が見られるといわれています。この症状には、眼球の収まる『眼窩』の処置が必要なのですが、国内でそれが可能な医療機関は少ないのが現状でした」。そう語る鹿嶋友敬院長は、眼窩に関する手術において国際的な実績を持つカリフォルニア大学ロサンゼルス校に臨床留学し、現地で診療に携わりながら技術を磨いてきた医師だ。その経験を生かした最新手術により、症状に悩む多くの患者を受け入れることを目指していくという。「バセドウ病に伴う眼の症状は年齢によって違います。中でも若い方の場合、眼球突出だけが現れることが多くなります。特に女性の場合、症状によって自信をなくしてしまうこともあります。そうした方を治してさしあげたいと考えています」
 

眼球突出に対する 負担の少ない最新手術

2つの手術を並行して行える程の広さを持つ手術室。全身麻酔のための機器が置かれている

2つの手術を並行して行える程の広さを持つ手術室。全身麻酔のための機器が置かれている


眼球突出の改善には、眼の奥の脂肪や、周囲の骨を取り除くことが求められる。従来法ではその処置を行うため、口腔内などから骨を大きく削ってアプローチしなければならなかった。それに対し、同院では二重まぶたの隙間や結膜を切開し、眼と骨の間から直接眼窩にアプローチしていく。
 
 
狭い場所での操作となるため、難易度の高い手技となる反面、得られるメリットは多いという。まず挙げられるのが見た目への影響だ。傷がまぶたの間や裏に隠れて目立たなくなるほか、ミリ単位での調整も容易となり、患者の要望にあわせた目の形を目指していけるようになる。そこには、「治療データの蓄積により、どれくらい脂肪を取り除けばどれくらい突出を改善させられるかがわかっています」と、今まで培ってきた豊富な治療経験も役立っている。
 
加えて、体への負担も抑えられている。従来数週間の入院を要していたのに対し、日帰りで提供することが可能。痛みもほとんどなく、腫れも2週間もすれば収まっていく。手術のリスクを抑えた結果、軽症例の患者への治療として提供できるようになったことも重要な点だ。「多くの患者さんは軽症例に留まります。それでも悩みを抱えてしまうのは変わらないのですが、従来法では手術によるデメリットの方が大きく、治せる施設がほとんどなかったのです」と鹿嶋院長。そうした患者の受け皿となることもまた、同院の目的だという。
 

多くの患者に応えるため 術式の普及も目指す

手術後の患者が休むための回復室も備えている

手術後の患者が休むための回復室も備えている

居心地の良さを心がけてデザインされた院内

居心地の良さを心がけてデザインされた院内


もともと大学病院で培ってきた実績があったことから、開院当初から多くの患者が訪れており、開院から1カ月だけで、他の疾患も含めて207件の手術を手がけてきた。その内訳は、同院のホームページを見た患者や口コミで知った患者、大学病院を含めた各地域の眼科からの紹介患者など幅広い。こうした患者に対し、「患者さんは見た目の悩みに加え、手術への不安も抱えて来院されます。それだけに治療後、笑って帰っていただけるよう心がけています」と、手術以外でも配慮を尽くしてきた。
 
術中の痛みや不安を抑えるため、表面麻酔だけでなく、手術内容によっては麻酔科医の協力のもとで全身麻酔も実施。遠方からの患者や両眼の手術を受けた患者などの場合には、必要に応じて近隣の病院もしくはホテルを手配し、緊急連絡にも対応できるようにしている。
 
術式を国内に普及させていくことも今後の目標であり、各地の大学病院などで教育に携わっているという。「悩んでいる患者さんはまだまだいらっしゃいます。全員が私のところに来なくとも、他の先生の所でも受けられるようになっていけば良いと考えています」。より多くの患者の悩みに応えるため、鹿嶋院長は力を尽くしていく。

Information
診療科目:眼科・形成外科・美容外科
診療時間:8:15〜17:00
休診日:月・日・祝
〒371-0844 群馬県前橋市古市町180-1 フォレストモール新前橋
TEL.027-288-0224
●病院ホームページ http://www.kashima-oc.com/
●鹿嶋友敬院長ホームページ http://gankeisei.com/