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手術だけでなく一貫したフォローを大切に
人と人として患者と向き合う


医療法人社団誠友会
南部病院
 
やまなり・ひでお
院長 山成 英夫 先生
 
【経歴】
1983年に宮崎医科大学(現宮崎大学医学部)を卒業し、同第一外科研修医に。その後、都城市郡医師会病院外科副医長、宮崎市郡医師会病院外科医長などを経て、2003年南部病院外科部長、14年より現職。医学博士、日本外科学会認定外科専門医、日本消化器外科学会認定消化器外科専門医など。
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消化器外科の医師として30年以上のキャリアを積む

 医学生時代、外科の先生方の手術にかける情熱に感激するとともに手術で病気を治せる素晴らしさに惹かれ外科医を志した山成英夫院長。消化器外科の医師として33年ものキャリアを積む中で、気付かされたことがあるという。「手術で病気が治るのではなく、手術は患者さんの病気を治す手助けをする過程でした。人と人として患者さんと付き合いながら、術前術後や精神面などまでもフォローすることで患者さんは治っていかれるのだと感じます。このことはぜひ若い医師に伝えていきたいです」と山成院長は強調する。 大学病院や医師会病院などを経て、2003年から地域密着型の南部病院へ。自身を含め5名の医師が常勤する外科のリーダー的役割も果たしながら、あらゆる消化器疾患の診療に取り組む。同院に来る前は他院からの紹介患者の手術だけを担当することが多かった。「ここでは初診の患者さんを診断して治療につなげて術後も診ていくケースが増え、より患者さんとの距離が近くなり医師としての充足感が膨らみました」
 
 

気概を持って手術に臨み安全で成績のいい結果を追求

山成院長は外科医としての自身の強みをこう語る。「30年以上にわたり多様な症例の患者さんの診療に携わり、様々な疾患に対する手術を繰り返し経験してきました。だからこそ、第一に合併症を引き起こさず安全で、加えて成績がいい手術を追求できるというところではないかと思います」。手術には毎回「自分は決して完璧ではない」という意識を持ち臨むという。少しでもおごりがあればミスにつながることも心に深く刻んでいる。「今後はいっそう鏡視下手術の範囲拡大とレベルアップを目指します。また、高難度の外科疾患は近くにある大学病院、一般的な外科疾患に関しては当院、という役割分担をさらに進めて地域医療を充実させていければと思います」。同院は協力型臨床研修病院として2016年度も7名の研修医を引き受けるという。彼らに外科医としての信条を伝えることも山成院長の大事なミッションである。

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