【心臓手術の名医】患者の一生を診る姿勢と情報開示の徹底で信頼を得る 南淵 明宏

豊富な心臓手術を手がけ低侵襲手術の第一人者でもある
 南淵明宏医師は、我が国でも屈指の著名な心臓外科医だ。国立循環器病センターなどに勤務したのち、30歳のとき、オーストラリアに渡って腕を磨いた。帰国すると、首都圏の民間病院を中心にメスを振るった。これまでに執刀した心臓手術は8000例以上。勤務していた民間病院で、「成人の心臓の手術件数日本一」という記録を打ち立てたこともある。手術創が小さく、手術時間も短い「midCABG」という低侵襲手術では、第一人者と目されている。現在では、昭和大学横浜市北部病院の教授として成人の心臓手術を数多く手がけ、後進の指導にも当たっている。
 今でも南淵医師のもとには、心臓手術を希望する患者が、全国から押し寄せている。心臓手術では圧倒的な実績があるうえ、メディアに頻繁に取り上げられている効果もあるのかもしれない。しかし、南淵医師がこれほど患者を引きつけるのは、大きな理由があるという。
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